続いてELでは、優勝したアタランタ、そして旋風を巻き起こしたレバークーゼンからではなく、ベスト4で歩みを止めたマルセイユのピエール=エメリク・オーバメヤンが「プレーヤー・オブ・ザ・シーズン」に輝いた。「この34歳の選手は、マルセイユが準決勝に進出する過程でキープレーヤーとして活躍し、11試合で10ゴールを挙げた。今季得点王の彼は、得点とアシストの合計でもトップ、またELでの通算得点が34に達し、ラダメル・ファルカオ(30点)の最多記録を更新した」と、選考理由が綴られている。
そして、「ヤングプレーヤー・オブ・ザ・シーズン」は、レバークーゼンの中核として活躍し、ブンデスリーガでは年間最優秀選手に選出されたフロリアン・ヴィルツが受賞。「この21歳は、今季ドイツ王者に輝いたチームのEL決勝進出で重要な役割を果たした。ヴィルツは11試合出場で4得点・4アシストを記録した」と、同サイトは振り返った。
「チーム・オブ・ザ・シーズン」は以下の通りで、やはりこちらもアタランタ、レバークーゼンの決勝進出2チームから4人ずつが選定されている。
◇GK
ミレ・スビラル(ローマ)
◇DF
ジャンルカ・マンチーニ(ローマ)
ヨナタン・ター(レバークーゼン)
ベラト・ジムシティ(アタランタ)
◇MF
ジェレミー・フリンポン(レバークーゼン)
トゥーン・コープマイネルス(アタランタ)
グラニト・ジャカ(レバークーゼン)
マッテオ・ルッジェーリ(アタランタ)
◇FW
フロリアン・ヴィルツ(レバークーゼン)
ピエール=エメリク・オーバメヤン(マルセイユ)
アデモラ・ルックマン(アタランタ)
最後に、今季で3シーズン目という新しいコンペティションのECLでは、初の欧州タイトルを手にしたオリンピアコスのアユブ・エル・カービが、「30歳のモロッコ人FWは、ギリシャのチームがELから降格した後、素晴らしいプレーを披露して11ゴールを挙げ、そのうちのひとつはフィオレンティーナとの決勝(1-0)でのものだった」として、今季の最高殊勲選手となった。
そして、若手のナンバーワンには、ベスト4に駒を進めたクラブ・ブルージュのFWイゴーリ・チアゴが選出された。「22歳のブラジル人選手は10試合で5ゴールを挙げ、1つのアシストも記録した。ブルガリアのルドゴレツから加入後、チアゴはチームを今季のベルギー・リーグ王者に導き、欧州挑戦からの全3シーズンで国内リーグ優勝を経験。今年2月、プレミアリーグのブレントフォードが、今夏に彼が加入することを発表している」と評されている。
なお、チアゴは以下の通り、今回の欧州カップの個人賞受賞者の中では唯一、「チーム・オブ・ザ・シーズン」からは漏れている。
◇GK
ピエトロ・テラッチアーノ(フィオレンティーナ)
◇DF
ドド(フィオレンティーナ)
ロビン・フラナチ(ヴィクトリア・プルゼニ)
ダビド・カルモ(オリンピアコス)
クリスティアーノ・ビラーギ(フィオレンティーナ)
◇MF
ハンス・ヴァナケン(クラブ・ブルージュ)
コスタス・フォルトゥニ(オリンピアコス)
ジョン・マッギン(アストン・ビラ)
◇FW
レオン・ベイリー(アストン・ビラ)
アユブ・エル・カービ(オリンピアコス)
ダニエル・ポデンセ(オリンピアコス)
構成●THE DIGEST編集部
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