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海外サッカー

各国メディアや代表OB、さらには微生物学者もEURO2024の結果を予想…優勝候補の大本命はフランス! 元イングランド代表DFも「彼らに勝つ方法が見当たらない」

THE DIGEST編集部

2024.06.06

 一方、英国のスポーツ専門サイト『Sports Mole』は、決勝のカードを準決勝でイングランドに勝利したフランスと、ドイツを下したポルトガルのマッチアップになると予想。「2016年大会の決勝の再現となる可能性は十分あるが、結果は8年前(ポルトガルが1-0で勝利)と異なる」と綴った同メディアは、独自のデータを示し、「レ・ブルーは87%の人々から決勝進出を支持され、優勝すると予想する声も67%ともっとも高い。ポルトガルは13%で、イングランド(13%)、ドイツ(7%)とともに優勝候補と目された国のひとつにすぎない」と、順当な組み合わせであると強調した。

 オーストラリアのスポーツ専門チャンネル『OPTUS SPORT』は、元同国代表GKのマーク・シュワルツァー、元イングランド代表FWでJリーグでも活躍したジェイ・ボスロイドら、同メディアの「フットボール・ポッドキャスト・チーム」の予想を紹介している。

 優勝予想は、シュワルツァーが「ずっとフランスと言い続けてきたが、やっぱりポルトガルか」、ボスロイドは「心の中ではイングランド。ガレス・サウスゲイト監督の判断が正しければ私の予想通りになるだろう。しかし、中立的な見地から見ればフランス以外に考えられない」と、それぞれ回答した。
 
 個人タイトルは、シュワルツァーが得点王を「ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル)。予選でも6点を挙げている」と予想し、最優秀選手は「エムバペ」とした。対してボスロイドは得点王に「ハリー・ケイン(イングランド)。彼はPKが得意だからだ」、最優秀選手には「フィル・フォデンかジュード・ベリンガム(いずれもイングランド)で、より多くプレーしそうなベリンガムを選ぶ」と、名前を挙げている。

 ボスロイドは母国代表を応援しながらも、現実的な見方でフランスを優勝候補としたが、それは先月末に英国の日刊紙『The Telegraph』で「スリーライオンズ」(イングランド代表の愛称)のドイツでの戦いを展望した元代表DFジェイミー・キャラガーも同様で、選手層の差からフランスに軍配が上がるとし、「イングランドがフランスに勝つ方法が見当たらない。前回の対戦(カタール・ワールドカップ準々決勝でフランスが2-1で勝利)では非常に接戦だったが、わずかな差でありながら、フランスが常に上回っていると感じられた」と語っていた。

 いずれにせよ優勝予想については、フランスが前評判通りの強さを見せつけるか、イングランドが産みの苦しみを乗り越えるかが最大の興味であり、これにドイツが開催国の意地を見せるか、あるいはその他のチームがサプライズを起こすのかといったところか。W杯に比べると、予想外な結末を多く生み出してきたEUROだが、17回目の大会でも歴史は繰り返されるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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