ちなみに同メディアは、それ以降のラウンドにも言及しており、準決勝は「ドイツ対フランス」「オランダ対スイス」というカードで、前者は「準決勝まで進出すれば、ドイツを止めるのは困難だろう」ということでドイツ、後者は「ルーマニア戦（３-０）で改善した」オランダが「個の質で劣り、そろそろ勢いが止まりそう」なスイスを下す。そして決勝は、「バランスがとれている」ドイツが自国開催だった1988年大会準決勝の雪辱（優勝したオランダに１-２で逆転負け）を晴らし、1996年以来の戴冠を果たすという。
  　データ分析会社『Opta』はスーパーコンピューターで１万回のシミュレーションを行ない、５日開催の２試合を予想。「ドイツ対スペイン」はほとんど互角ながら、スペインがわずかに優勢で、90分以内での勝利の確率が「38％」。ドイツは「34.2％」となっている。延長戦およびPK戦に突入した場合は、スペインが「55.1％」、ドイツが「44.9％」。なお、優勝確率ではスペインが「19.5％」でトップ、ドイツは４番目の「17.2％」である。

　フランスとポルトガルは、優勝確率では前者が「18.2％」で３番目、後者が６番目の「7.6％」と大きな差があるが、準々決勝での勝敗予想はフランス勝利（90分以内）が「39.4％」、ポルトガル勝利は「31％」。しかし延長戦以降の確率は、フランスが「60.6％」、ポルトガルが「39.4％」となり、より緊張が高まる状況では、前者の経験が活きるという見方のようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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