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海外サッカー

メッシ、世界記録更新となる46個目のチームタイトル獲得! 現地メディアはインテル・マイアミにおけるピッチ内外での絶大な貢献ぶりに注目

THE DIGEST編集部

2024.10.04

 46個目となるチームタイトルを獲得し、世界記録をさらに更新することになった現代の偉人だが、その計り知れない貢献はピッチ上だけに止まらない。スポーツ専門チャンネル『ESPN』は、あのデイビッド・ベッカムが共同オーナーを務めるクラブが、メッシを獲得したことでいかに経済的な利益を得たかを紹介している。

 2023年夏、フロリダの野心溢れる新興クラブがパリ・サンジェルマンを退団したメッシと1億5000万ドル(約221億円)で契約した際、これは大きな賭けと見られていたが、同メディアによれば「インテル・マイアミの収益はほぼ2倍となり、経済的な恩恵を受けたのは明らかだ」という。

 記事によれば、メッシ加入前の2022年には5000万~6000万ドル(74億~88億円)の収益を上げていた同クラブだが、2023年は1億2000万~1億3000万ドル(176億~191億円)に膨れ上がり、さらに今年は2億ドル(約294億円)以上に達すると予想される。クラブの事業運営担当責任者のザビエル・アセンシ氏は「(メッシの加入前と後では)昼と夜ほどに状況は異なる。今、我々は世界的な関心について話している。もはやサッカーではなく、フットボールだ」と語った。
 
 具体的には、スーパースターの到来によって「世界的なブランド」と化したクラブに対しては多くのスポンサー企業が集まるようになった他、メッシ見たさにホームはもちろん、アウェーでも観客が殺到してチケット代の高騰が話題となるほどの集客ぶり、またユニホームやクラブグッズの売り上げも飛躍的に上昇。さらにワールドツアー(遠征)の実施も、これまでになかった収入をクラブにもたらしている。

 インテル・マイアミは、この繁栄をさらに加速させるために10億ドル(約1470億円)を投じて2万5000人を収容する新スタジアムと商業施設などを複合させた「マイアミ・フリーダム・パーク」の建設を進めており、2025年に完成する予定だが、2026年までの契約延長オプションを持つメッシが、この施設のオープニングに所属選手として立ち会ってくれることをクラブは望んでおり、「そうなればインテル・マイアミはさらなる大きな経済成長を期待できるだろう」と同メディアは綴った。

 今なお威光を放ち続けるメッシが、ピッチ内外でインテル・マイアミにどれほどの恩恵を与え続け、また彼自身が今後もどれだけの勲章を獲得するのか、その偉大な歩みを見守り続けたい。

構成●THE DIGEST編集部

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