続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、彼のプレーに対して「一貫性に欠けた」とネガティブな見解を示し、「ドリブル、パス等が上手くいくようになるまでかなり苦労したが、成功した時には危険な場面を生み出した。最後のカウンターで勝ち越しのチャンスがあったものの、シュートはクロスバーの上に外してしまった」と振り返っている。

　日刊紙『EL PAIS』は、前半のソシエダが苦労したことを伝える中で、「久保のような個人のアクションに頼らざるを得なかった」と綴り、ラジオ局『Cadena SER』は「久保はアトレティコの守備陣にとって悪夢のような存在となり、良いプレーを見せたにもかかわらず、ソシエダの選手たちはこのウインガーからのクロスを決められなかった」と、彼の効果的なプレーが報われなかったことを強調した。

　ソシエダの地元メディアでは、日刊紙『noticias de Gipuzkoa』が10点満点の採点でチーム最高タイの「６」を久保に与え、「彼のコミットメントと粘り強さについては疑いの余地がない。あまり上手くいかなかったものの、常に最も危険を生み出した選手だった」と評している。
  　最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、久保が試合後に『DAZN』のインタビューで、後半ATのチャンスの場面で自らシュートを放ったことについて「ミケ（ミケル・オジャルサバル）が『自分はフリーだった』と主張しました。彼にパスを出せたかもしれないし、出してもよかったのかもしれないけど、最終的には自分を信じるしかありませんでした。今回は決まりませんでしたが、（イマノル・アルグアシル）監督が言っているように、ゴールはそのうち入ると思います」と語ったことを紹介した。

　そして、彼に対する採点は及第点の「６」止まり（チーム３番目タイ）となり、「試合中、断続的にしか機能しなかった選手のひとり」とネガティブな点を挙げる一方で、「全体的には安定したパフォーマンスを発揮しており、常に相手に危険をもたらす選手だった」と称賛もしている。

構成●THE DIGEST編集部

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