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海外サッカー

「まるで世界の終わりのよう…」 無敗維持&わずか2度目の引き分けでも“敗北に等しい痛み”が伴うセルティックの厳しい姿勢に現地紙が注目

THE DIGEST編集部

2024.12.26

 引き分けでも過剰なほどに落ち込んでしまうというチームの姿勢に対して、キャプテンは「選手たちが責任感を持っているのは良いことであり、それは我々が状況をしっかり理解している証拠だ。今回のような結果を重ねて悪化しないようにする必要がある。このような経験はなるべくしないに越したことはない。さもなければ、振り回されるような状況になってしまうからだ。このような姿勢は、我々の働きがこれまでどれだけ良かったかということでもある。我々は、こうした状況への対応の方法も理解している」と、ポジティブな見解を示す。

 ちなみにダンディー・U戦では、勝利を逃した“戦犯”として古橋亨梧の名前が挙がり、『Daily Record』紙も「古橋は主犯とされ、試合終盤に絶好機を逃しただけでなく、前半にも前田大然のクロスからのシュートを失敗した」と指摘したが、チーム同様、この日本代表ストライカーも失敗を引きずることはないと、マクレガーは太鼓判を押した。

「キョウゴは大丈夫。確かに、彼はチャンスを逃した。しかし、彼がこれまでにどれだけのゴールを決めてきたことか。何度もチームを勝たせ、大事な試合での勝利やトロフィーをもたらしてきた。重要な場面では常に頼りになる選手だ。ストライカーがチャンスを逃すのは問題ではない。我々は、チームとしてまた進んでいく。それに関して、全く問題はない。彼はチャンスの場面で、少し運が悪かっただけだ。相手GKのセーブもあったし、本来なら1、2ゴールは決められていたかもしれない」
 
 最後に31歳の元スコットランド代表MFは、「シーズンを完璧で乗り切るのは難しい。シーズン中、こういう試合が5、6回ぐらいはあるものだ。そして通常、その中でもゴールを挙げ、クオリティーを発揮するものだが、今回はそれができなかっただけ」と楽観的な見方も示している。

 国内では絶対的な存在、欧州の強豪クラブが集うチャンピオンズリーグではチャレンジャーという立場にあるセルティックだが、全チームからマークされる国内での戦いも決して楽なものではなく、彼らがいかなる姿勢でこれに取り組んでいるかが窺い知れた今回の事象である。

構成●THE DIGEST編集部

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