一方、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、「非常に活発」「右サイドで完璧なプレーを見せ、ゴールライン際までボールを持ち込んで鋭いクロス」などと久保に言及し、前半のチームベストプレーヤーにも選定。そのプレーを「オアシス」と表現した同メディアは、以下のようにも振り返り、さらにチームに警鐘も与えている。
「最高の選手、いや、今回も唯一まともな選手だった。11人の守備を相手に、ひとりで試合を決めるために魔法をかけようとした。それは成らなかったものの、前半の終盤におけるその熱い時間帯で対面する(ヘタフェの左SB)ディエゴ・リコを翻弄し、重要なパスを出すなどの活躍を見せた。彼ひとりでは勝利は無理であり、『久保依存』は彼にも、チームにも、決して良い結果をもたらさない」
ソシエダの地元バスク・ギプスコアの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、「ヘタフェの非常に良い守備がソシエダにロングボールを多用させ、これが『チュリウルディン』を不安にさせた。対してソシエダは、久保のエリアを目指してボールを送ることを試み、その多くのロングボールから生まれた2つのセカンドボールが、久保の足元を経てオジャルサバルとスベルディアのチャンスを生み出した」と伝えた。
また、「ソシエダの試合への入り方は非常に悪く、最初の20分間はヘタフェの支配下に置かれたが、30分を過ぎたあたりで久保が目を覚ますと、彼の圧倒的な影響力から試合は完全に変わり始めた」とも報じ、さらに「最もそうする必要のなかった久保がスタンドに近づき、サポーターに頭を下げて謝罪した」と彼の試合後の行動も紹介している。
10点満点の採点では、他の選手が「1」~「3」の低評価を下されている中、ひとりだけ「8」と飛び抜けた高採点とし、当然ながら「最優秀選手」に選定して、「ダントツで最高の選手。そのプレーには常に危険が孕んでいた。アイデアも足も、最もフレッシュ。プレーに入るたびに、常に危険が予感された。彼ひとりで6回のチャンスを作り出したが、他の選手が決められなければどうしようもない」と寸評を綴った。
最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「チュリウルディンにとって完全に苛立たしいものとなったこのヘタフェ戦で、久保は相手GKダビド・ソリアとともに大きな主役となった。この日本人アタッカーは、眠っていたチームの攻撃を活性化させようと、幾度もサイドから危険なプレーを仕掛けた」と、久保の孤軍奮闘ぶりを称賛している。
採点は「6」止まり(それでもチーム最高タイだが)としたが、寸評では「少しの魔法をかける役目を果たした。33分に素晴らしいプレーでクロスを送ったが、決める選手はいなかった。その後、3点ビハインドの状況でも、何度も挑戦し続けた。彼ひとりでは難しい状況だったが、それでもあらゆる手段で試みた」と、こちらもその姿勢と働きぶりを褒め称えた。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】久保建英がキレッキレ! ラ・リーガ21節ソシエダ対ヘタフェハイライト
「最高の選手、いや、今回も唯一まともな選手だった。11人の守備を相手に、ひとりで試合を決めるために魔法をかけようとした。それは成らなかったものの、前半の終盤におけるその熱い時間帯で対面する(ヘタフェの左SB)ディエゴ・リコを翻弄し、重要なパスを出すなどの活躍を見せた。彼ひとりでは勝利は無理であり、『久保依存』は彼にも、チームにも、決して良い結果をもたらさない」
ソシエダの地元バスク・ギプスコアの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』は、「ヘタフェの非常に良い守備がソシエダにロングボールを多用させ、これが『チュリウルディン』を不安にさせた。対してソシエダは、久保のエリアを目指してボールを送ることを試み、その多くのロングボールから生まれた2つのセカンドボールが、久保の足元を経てオジャルサバルとスベルディアのチャンスを生み出した」と伝えた。
また、「ソシエダの試合への入り方は非常に悪く、最初の20分間はヘタフェの支配下に置かれたが、30分を過ぎたあたりで久保が目を覚ますと、彼の圧倒的な影響力から試合は完全に変わり始めた」とも報じ、さらに「最もそうする必要のなかった久保がスタンドに近づき、サポーターに頭を下げて謝罪した」と彼の試合後の行動も紹介している。
10点満点の採点では、他の選手が「1」~「3」の低評価を下されている中、ひとりだけ「8」と飛び抜けた高採点とし、当然ながら「最優秀選手」に選定して、「ダントツで最高の選手。そのプレーには常に危険が孕んでいた。アイデアも足も、最もフレッシュ。プレーに入るたびに、常に危険が予感された。彼ひとりで6回のチャンスを作り出したが、他の選手が決められなければどうしようもない」と寸評を綴った。
最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「チュリウルディンにとって完全に苛立たしいものとなったこのヘタフェ戦で、久保は相手GKダビド・ソリアとともに大きな主役となった。この日本人アタッカーは、眠っていたチームの攻撃を活性化させようと、幾度もサイドから危険なプレーを仕掛けた」と、久保の孤軍奮闘ぶりを称賛している。
採点は「6」止まり(それでもチーム最高タイだが)としたが、寸評では「少しの魔法をかける役目を果たした。33分に素晴らしいプレーでクロスを送ったが、決める選手はいなかった。その後、3点ビハインドの状況でも、何度も挑戦し続けた。彼ひとりでは難しい状況だったが、それでもあらゆる手段で試みた」と、こちらもその姿勢と働きぶりを褒め称えた。
構成●THE DIGEST編集部
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