『Daily Record』紙は、「同点に追いつく前、ロジャーズ監督は前田を交代させることを考えていたに違いない。このウィンガーはセイスとの対戦で目立った活躍ができていなかった。しかし、このチームが何かのきっかけやエネルギーを必要とする場面では、たいていそれを供給するのは前田である」と報じ、以下のように続けた。
  「そして、この試合でもそれは同様で、日本の『デュラセル（大手電池メーカーの名称）』はインへの切り返しでセイスを見事にかわし、圧巻のシュートを放った。このゴールは、パークヘッドを歓喜の渦に巻き込む、まさにチームが必要としていたインスピレーションの瞬間だった。ほとんどが思い通りに進まない夜、前田は何もない状況からゴールを生み出し、大舞台で頼れる選手であることを証明した。このゴールは、セルティックが試合の重要な場面で必要としていた刺激となった」

　そして、セルティックの地元であるグラスゴーの総合サイト『Glasgow World』は採点でチーム最高タイの「７」という高評価を下し、「これまでの夜は比較的目立たないプレーが続き、最終的な結果を出せずにいた前田だが、今季10ゴール目を決めて、試合終盤にセルティックに勢いをもたらした」と綴っている。

構成●THE DIGEST編集部
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