女子テニス・元世界ランキング3位(現13位)のエリナ・スビトリナが怒りの反撃だ。自身のインスタグラム上で誹謗中傷や罵詈雑言の言葉を浴びせてくる送信者たちに対し、痛烈なカウンターパンチをお見舞いしたのだ。
ウクライナ出身の30歳は現地8月5日、カナダ・モントリオールで開催されたWTA1000シリーズ「ナショナルバンク・オープン」に出場。準々決勝で大坂なおみ(世界49位)と対戦し、2-6、2-6のストレートで敗れ、ベスト4進出を果たせなかった。
英紙『Daily Mail』によると、この大坂戦の敗戦後からスビトリナのSNSにはおびただしい数の悪意あるメッセージが書き込まれたという。スポーツベッティングなどで彼女の勝利に賭けていた者たちが、怒りの矛先を向けてきたと見られる。
なかには母国ウクライナを侮辱する言葉、夫でプロテニス選手であるガエル・モンフィスへの人種差別的な発言、そして殺害予告まであったようで、我慢の限界に達したスビトリナは183万のフォロワーを有するインスタグラムのストーリーズで声明を発表。「すべての賭博者たちへ。私はアスリートである前にひとりの母親です」と書き出し、「女性に対して——母親に対して——あなたたちが使うその言葉は恥知らずなもの。もしあなたたちの母親がそのメッセージを見たら、きっと嫌悪するはずだわ」と強く非難した。
さらに実際に投稿されたメッセージをいくつか掲載し、きわどい言葉こそ隠したものの、送信者たちのアカウント名を公開した。『Daily Mail』紙は「スビトリナはひとつの敗戦をきっかけに受け取った憎悪に満ちたメッセージを、合計8本のインスタストーリーズで紹介した」と伝え、「一方で彼女は『みなさんの愛に心から感謝します。本当に私にとって大きな支えになっています!』と、擁護してくれた人びとへの感謝の言葉も忘れなかった」と報じている。
賭けに負けたギャンブラーがテニス選手に怒りをぶつけるケースは後を絶たず、先日は女子選手のケイティ・ボールター(英国)が全仏オープンの期間中に深刻な誹謗中傷を受けていた事実を明かし、波紋を広げた。WTA(女子テニス協会)とITF(国際テニス連盟)が6月に発表した報告書によると、2024年に458人のテニス選手が8000件以上の中傷コメントに晒され、そのうち40%は「怒ったギャンブラー」によるものだったという。
WTAやITFは選手たちがSNS上で受けるオンライン中傷を減らすために、ブックメーカー側に抜本的な対応を求めているが、なかなか効果が表われていないのが実状だ。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】スビトリナが水着姿で披露した"圧巻アイアンボディ"をチェック!
ウクライナ出身の30歳は現地8月5日、カナダ・モントリオールで開催されたWTA1000シリーズ「ナショナルバンク・オープン」に出場。準々決勝で大坂なおみ(世界49位)と対戦し、2-6、2-6のストレートで敗れ、ベスト4進出を果たせなかった。
英紙『Daily Mail』によると、この大坂戦の敗戦後からスビトリナのSNSにはおびただしい数の悪意あるメッセージが書き込まれたという。スポーツベッティングなどで彼女の勝利に賭けていた者たちが、怒りの矛先を向けてきたと見られる。
なかには母国ウクライナを侮辱する言葉、夫でプロテニス選手であるガエル・モンフィスへの人種差別的な発言、そして殺害予告まであったようで、我慢の限界に達したスビトリナは183万のフォロワーを有するインスタグラムのストーリーズで声明を発表。「すべての賭博者たちへ。私はアスリートである前にひとりの母親です」と書き出し、「女性に対して——母親に対して——あなたたちが使うその言葉は恥知らずなもの。もしあなたたちの母親がそのメッセージを見たら、きっと嫌悪するはずだわ」と強く非難した。
さらに実際に投稿されたメッセージをいくつか掲載し、きわどい言葉こそ隠したものの、送信者たちのアカウント名を公開した。『Daily Mail』紙は「スビトリナはひとつの敗戦をきっかけに受け取った憎悪に満ちたメッセージを、合計8本のインスタストーリーズで紹介した」と伝え、「一方で彼女は『みなさんの愛に心から感謝します。本当に私にとって大きな支えになっています!』と、擁護してくれた人びとへの感謝の言葉も忘れなかった」と報じている。
賭けに負けたギャンブラーがテニス選手に怒りをぶつけるケースは後を絶たず、先日は女子選手のケイティ・ボールター(英国)が全仏オープンの期間中に深刻な誹謗中傷を受けていた事実を明かし、波紋を広げた。WTA(女子テニス協会)とITF(国際テニス連盟)が6月に発表した報告書によると、2024年に458人のテニス選手が8000件以上の中傷コメントに晒され、そのうち40%は「怒ったギャンブラー」によるものだったという。
WTAやITFは選手たちがSNS上で受けるオンライン中傷を減らすために、ブックメーカー側に抜本的な対応を求めているが、なかなか効果が表われていないのが実状だ。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】スビトリナが水着姿で披露した"圧巻アイアンボディ"をチェック!