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シャラポワの殿堂入り式典にセレナがサプライズ登場! 火花散らしたライバル関係を語る「同じ時に同じものを求めていた」<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.08.25

セレナ(左)がシャラポワ(右)の殿堂入り式典に駆けつけて祝福し、当時のライバル関係を振り返った。(C)Getty Images

 女子テニスの元世界1位マリア・シャラポワ(38歳/ロシア)や、男子ダブルスの元世界1位のブライアン兄弟(アメリカ)が、新たに国際テニス殿堂入りを果たした。現地8月23日、米ロードアイランド州ニューポートで行なわれた式典で最大の話題となったのは、シャラポワの祝福に駆けつけた長年のライバル、セレナ・ウィリアムズ(43歳/アメリカ)の登場だった。

「今夜ここで私に会うなんて、皆さんが最も予想しなかったことだと思います。正直に言えば、数年前の私自身もそうだったでしょう」

 会場を沸かせたセレナは、サプライズ登場の理由を明かした。数カ月前、シャラポワから「殿堂入りの紹介をしてくれない?」と依頼を受けたという。セレナは「彼女が言い終える前に、"もちろんよ"と即答したの。だって、マリアなんだから」と振り返った。

 二人の関係を決定付けたのは、2004年「ウインブルドン」決勝だ。17歳のシャラポワが6-1、6-4でセレナを破り、世界を驚かせた試合である。セレナは「彼女にとってキャリアのハイライトだと言うけれど、私にとっては今でも最もつらい敗戦の一つ」と吐露し、「あの試合は彼女をチャンピオンにしただけでなく、スターにした」と付け加えた。

 その後は戦績が大きく偏った。通算22戦でセレナが20勝、シャラポワはわずか2勝。四大大会の獲得タイトルもセレナの23に対してシャラポワは5に留まる。シャラポワ自身も「彼女は私を支配してきた」と認めている。それでも両者の対戦は常に世界の注目を集め、女子テニスを象徴するライバル関係を築いた。
 
 オフコートでもたびたび火花を散らした。例えば、2017年刊行の自伝『Unstoppable』でシャラポワは、ウインブルドン決勝後のロッカールームでセレナの泣き声を聞いたことや、「あの貧弱なクソ女には二度と負けない」とセレナが友人に語ったと伝え聞いたことなどを記している。これに対してセレナは「100%噂ばかり。残念。全てが真実ではない」と強く否定した。

 ただ同じ本の中でシャラポワはこうも書いている。

「今までのことが全て過去のものになった時、私たちは友達になれるのかもしれないし、もしかしたら何も変わらないかもしれない。どうなるかは、その時が来るまでわからない」

 その後、互いに表立って敬意を示す場面も増え、関係は少しずつ変化していったようだ。式典でセレナはこう語った。

「マリアと私はかつて最も激しいライバル同士で、違いもたくさんあった。世界からは何もかも正反対に見えていたかもしれない。でも本当は違った。同じ時に、同じものを求めていたの。最高であることをね。だからこそ、私たちのライバル関係はあんなにも刺激的で、象徴的だった」

 シャラポワはスピーチの締めで、セレナへの感謝の思いを語った。

「セレナは私のプレーを研ぎ澄ませただけではない。自分自身のアイデンティティを確立する手助けをしてくれた」

構成●スマッシュ編集部

【画像】セレナが公開したシャラポワの殿堂入り式典の様子

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