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国内テニス

男子ITFツアー「柳川高等学校×橋本総業 国際男子OP」単はシック、複は片山翔/河野優平ペアが優勝!<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.11.02

シングルス優勝のシック(写真左の左)と準優勝のブジゲ(同右)。ダブルス優勝は河野/片山ペア(右上)。齋藤はシングルス4強入り(右下)。(C)柳川高校

シングルス優勝のシック(写真左の左)と準優勝のブジゲ(同右)。ダブルス優勝は河野/片山ペア(右上)。齋藤はシングルス4強入り(右下)。(C)柳川高校

 高校テニスの名門・柳川高校(福岡県)を舞台に開催された国際テニス連盟(ITF)公認の男子ITFツアー「FUKUOKA ONE HEALTH 柳川高等学校×橋本総業 国際男子オープンテニス2025」(ハードコート/M15)は、11月2日に最終日を迎え、シングルス決勝が行なわれた。ノーシードのブランデン・シック(アメリカ/世界ランキング1292位)が、第1シードのモエラニ・ブジゲ(オーストラリア/同334位)を6-3、6-3で下し、タイトルを手にした。

 本大会は、現役高校生がトーナメントディレクターを務め、学校のテニスコートでプロツアーを運営するという、他に類を見ない取り組みで注目を集めている。グレードとしてはITFツアーで最も低いM15(賞金総額1万5000ドル)に位置付けられるが、若手選手が世界を目指すうえで重要な登竜門となる大会だ。

 決勝では、22歳のシックがトップシード相手に主導権を握った。第3ゲームと第9ゲームでブレークに成功して第1セットを先取。第2セットでは第1ゲームでブレークを許したものの、そこから4ゲーム連取で流れを引き戻し、その後はサービスゲームを盤石にキープ。1時間27分の戦いを制し、ITFシングルス初優勝を飾った。
 
 日本勢は、第6シードの齋藤惠佑(富士住建/865位)と、予選から勝ち上がった36歳の片山翔(伊予銀行/1045位)がともにベスト4進出と健闘。片山は柳川高校の出身で、現在は同校テニス部のコーチを務めており、ホームの大会でその存在感を示した。

 なお、前日に行なわれたダブルス決勝では、第3シードの片山/河野優平(伊予銀行)が、第2シードのシム・スンビン/末岡大和(韓国/エキスパートパワーシズオカ)を6-1、6-4で下して優勝。これで片山はダブルス3連覇、河野は2連覇を飾った。

◆シングルス決勝結果
〇 ブランデン・シック(アメリカ)  6-3 6-3 モエラニ・ブジゲ(オーストラリア)[1]●

◆ダブルス決勝結果
〇 片山翔/河野優平(伊予銀行)[3] 6-1 6-4 シム・スンビン/末岡大和(韓国/エキスパートパワーシズオカ)[2]●

※[ ]内の数字はシード順位

構成●スマッシュ編集部

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