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国内テニス

一時は900位台まで下降した小堀桃子が浜松W35で優勝!「そこまで落ちたことで開き直れた」と再び上昇気流に<SMASH>

内田暁

2025.11.10

国際下部ツアーの浜松ウインメンズオープンで優勝を飾った小堀桃子(左)と準優勝の清水映里(右)。写真提供:浜松ウインメンズオープン(撮影:長浜功明)

国際下部ツアーの浜松ウインメンズオープンで優勝を飾った小堀桃子(左)と準優勝の清水映里(右)。写真提供:浜松ウインメンズオープン(撮影:長浜功明)

 11月2日から9日にかけて、静岡県浜松市で開催された「観音温泉カップ浜松ウイメンズオープン」(ITFツアーW35)のシングルス決勝が9日に行なわれ、小堀桃子(橋本総業ホールディングス)が、第8シードの清水映里(Totsu)に6-2、6-4で勝利した。27歳の小堀にとって、これがキャリア通算4度目のITFシングルスタイトル。同大会では初の戴冠となった。

 キャリア最高226位を記録する小堀の、現在のランキングは436位。昨年はテニスができない時期もあり、一時は900位台まで落としていた。

 ただ本人は、「そこまで落ちたことで、開き直れた」という。昨年9月に、6年ぶりに国際大会優勝を果たすと、今季は海外の大会にも積極的に参戦。苦手意識を抱くクレーコート(赤土)や、WTAツアー大会にも挑戦を重ねてきた。
 
 浜松大会の前週も、WTA250の香港オープンに参戦し、シングルスでは予選を突破し本戦へ。ダブルスでは決勝まで勝ち上がった。それら高いレベルに身を置くことで、小堀は「前に入り、より早いタイミングでボールを打ち、攻撃的に展開していくこと」を心掛けてきたという。

 決勝戦の清水との試合でも、小堀は目指すテニスを実践した。ネットすれすれを越える低い軌道のショットで、相手に先んじて攻めていく。

 いずれのセットも相手に先にブレークされるも、焦らない。リターン時にはポジションを上げ、相手にプレッシャーをかけつつ、試合を通じ6つのブレークを奪った小堀が、同期対決を制した。

 この1年はダブルスでも結果を残したことで、グランドスラム出場への意欲を見せる。今季はこの後、高崎市開催のITFツアーW100大会に出場し、その後は全豪オープン・ワイルドカード予選のダブルスに、清水綾乃と組んで挑戦する予定だ。

取材・文●内田暁

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