11月17日から23日にかけて、群馬県高崎市の清水善造メモリアルテニスコートで開催された女子テニスのITFツアー「高崎国際オープン」(W100)。23日に行われたシングルス決勝では、第3シードの坂詰姫野(橋本総業ホールディングス/世界ランキング181位)が、第7シードのク・ヨンウ(韓国/同255位)を6-3、1-6、6-4で下し、ITFツアーの中でもグレードの高いW100で初優勝を飾った。
先月は「木下グループジャパンオープンテニス女子」(WTA250)、「東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント」(WTA500)ともに予選1回戦敗退と苦しんだ坂詰。しかし下旬の「香港オープン」(WTA250)では予選を勝ち上がり、自身初のツアー8強入り。その1回戦では、2020年全豪女王のソフィア・ケニン(アメリカ/大会時28位)を6-2、6-1と圧倒し、トップ30からの初白星を挙げていた。
11月上旬の「オースティン125」(WTA125)では2回戦敗退に終わったものの、香港でつかんだ好調を維持したまま今大会でも快進撃を披露。準決勝では第2シードのランラーナ・タラルディー(タイ/同142位)を6-4、6-4で退け、1セットも落とすことなく決勝へ駒を進めた。
ク・ヨンウとの頂上決戦では、第2・第4ゲームでブレークに成功した坂詰が、その後もサービスゲームをしっかりキープし、6-3で第1セットを先取。しかし第2セットでは一気に0-5とリードを許してしまう。第6ゲームでサービスをキープしたものの、1-6で落としてセットカウントをタイに戻された。
勝負の第3セットは、第3ゲームで先にブレークを許した坂詰だったが、ここから意地を見せる。互いにブレークを奪い合う白熱の展開となり、5-4で迎えた相手のサービスゲームでは、15-40から4ポイントを連取してブレークに成功。見事勝利をつかみ取り、ITFツアー通算8度目のタイトルを獲得した。
今シーズンの戦いを優勝で締めくくった坂詰。JTA(日本テニス協会)による勝利後のインタビューでは、「最後までしっかりファイトして、良いプレーを続けられたのが良かったです」と勝因を振り返り、ファンの方へは「本当に応援していただいてとても力になりました。来年もたくさんのご声援をよろしくお願いいたします」と感謝の言葉を述べた。
なお同日に行なわれたダブルス決勝は、第2シードの小堀桃子(橋本総業ホールディングス/複95位)/清水綾乃(Team LB/同112位)がリー・ヤーシン(台湾/同309位)/イェ・キウユ(中国/同287位)に3-6、7-5、[12-10]で競り勝ち優勝。大会2連覇を達成した。小堀は今季ITFツアーで複7勝目、清水は8勝目を挙げた。
◆シングルス決勝結果
〇 坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)[3] 6-3、1-6、6-4 ク・ヨンウ(韓国)[7]●
◆ダブルス決勝結果
〇小堀桃子(橋本総業ホールディングス)/清水綾乃(Team LB)[2]3-6、7-5、[12-10]リー・ヤーシン(台湾)/イェ・キウユ(中国)●
※[ ]内の数字はシード順位
構成●スマッシュ編集部
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先月は「木下グループジャパンオープンテニス女子」(WTA250)、「東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント」(WTA500)ともに予選1回戦敗退と苦しんだ坂詰。しかし下旬の「香港オープン」(WTA250)では予選を勝ち上がり、自身初のツアー8強入り。その1回戦では、2020年全豪女王のソフィア・ケニン(アメリカ/大会時28位)を6-2、6-1と圧倒し、トップ30からの初白星を挙げていた。
11月上旬の「オースティン125」(WTA125)では2回戦敗退に終わったものの、香港でつかんだ好調を維持したまま今大会でも快進撃を披露。準決勝では第2シードのランラーナ・タラルディー(タイ/同142位)を6-4、6-4で退け、1セットも落とすことなく決勝へ駒を進めた。
ク・ヨンウとの頂上決戦では、第2・第4ゲームでブレークに成功した坂詰が、その後もサービスゲームをしっかりキープし、6-3で第1セットを先取。しかし第2セットでは一気に0-5とリードを許してしまう。第6ゲームでサービスをキープしたものの、1-6で落としてセットカウントをタイに戻された。
勝負の第3セットは、第3ゲームで先にブレークを許した坂詰だったが、ここから意地を見せる。互いにブレークを奪い合う白熱の展開となり、5-4で迎えた相手のサービスゲームでは、15-40から4ポイントを連取してブレークに成功。見事勝利をつかみ取り、ITFツアー通算8度目のタイトルを獲得した。
今シーズンの戦いを優勝で締めくくった坂詰。JTA(日本テニス協会)による勝利後のインタビューでは、「最後までしっかりファイトして、良いプレーを続けられたのが良かったです」と勝因を振り返り、ファンの方へは「本当に応援していただいてとても力になりました。来年もたくさんのご声援をよろしくお願いいたします」と感謝の言葉を述べた。
なお同日に行なわれたダブルス決勝は、第2シードの小堀桃子(橋本総業ホールディングス/複95位)/清水綾乃(Team LB/同112位)がリー・ヤーシン(台湾/同309位)/イェ・キウユ(中国/同287位)に3-6、7-5、[12-10]で競り勝ち優勝。大会2連覇を達成した。小堀は今季ITFツアーで複7勝目、清水は8勝目を挙げた。
◆シングルス決勝結果
〇 坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)[3] 6-3、1-6、6-4 ク・ヨンウ(韓国)[7]●
◆ダブルス決勝結果
〇小堀桃子(橋本総業ホールディングス)/清水綾乃(Team LB)[2]3-6、7-5、[12-10]リー・ヤーシン(台湾)/イェ・キウユ(中国)●
※[ ]内の数字はシード順位
構成●スマッシュ編集部
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