現役生活を続ける女子テニス界のレジェンド、ビーナス・ウィリアムズ（アメリカ／45歳）が結婚したことを自身のSNSで発表した。四大大会シングルス７勝を誇る元女王は、デンマーク出身のイタリア人俳優アンドレア・プレティ氏とアメリカ・フロリダ州パームビーチで挙式。その詳細は、ファッション誌『ヴォーグ』が多くの写真と共に伝えている。

『ヴォーグ』によれば、結婚を祝うイベントは５日間にわたって行なわれた。家族や友人が集う自宅での連日のプールパーティーをはじめ、妹セレナが企画したヨットでのナイトクルーズ、さらにはビヨンセになりきって競う口パクバトルまで用意されるなど、親しい人々と共に過ごす華やかな祝宴が続いたという。

　２人の出会いは2024年。ミラノ・ファッションウィーク期間中に行なわれたグッチのショーがきっかけだった。どちらも当初は参加予定ではなかったが、直前の誘いを受けて会場を訪れ、VIPのアフターパーティーで言葉を交わしたという。

　２人はすぐにメッセージのやり取りを始め、ビーナスはプレティを家族との朝食にも招待。その後ロンドンで再会し、距離を縮めた。ビーナスは『ヴォーグ』の取材に、次のように語っている。

「ロンドンでのデートの後、私は“彼と結婚する”と確信しました。人はよく“わかった瞬間があった”と言いますが、私も本当にわかったんです」

　交際開始から約６カ月後の今年１月、２人はイタリア・トスカーナで婚約。そのプロポーズの場面も明かされている。
  「彼は『僕の願いを聞きたい？』と聞いたんです。私が『もちろん！』と答えて振り向くと、ポケットから指輪を出して『結婚してくれる？』と言いました。私は大きな試合に勝った時みたいに、飛び跳ねて笑っていました」

　挙式当日、ビーナスは「海と大洋」をテーマにしたドレスに身を包み、誓いの言葉は英語とイタリア語で交わされた。深夜２時まで続いた祝宴を振り返り、彼女はこう締めくくっている。

「私たちはみんな、心からお互いを愛しています。本当に幸せで、美しく、甘い１日でした」

　現在世界ランク575位のビーナスは、今年７月の「ムバダラ・シティ・オープン」で約１年４カ月ぶりにツアー復帰して白星を挙げ、続く「シンシナティ・オープン」と「全米オープン」にも出場した。結婚後も現役を続行する意向で、間もなくニュージーランドへ渡り、「ASBクラシック」（オークランド）から2026年シーズンをスタートさせる予定だ。

構成●スマッシュ編集部

【画像】５日間にわたり催されたビーナス・ウィリアムズの豪華挙式の模様

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