2026年のテニスシーズン開幕戦である男女混合国別対抗戦「ユナイテッド・カップ」(1月2日~11日/オーストラリア・パース、シドニー/ハードコート)でギリシャ代表として戦った男子元世界ランキング3位のステファノス・チチパス(現34位)。不調が続いていた彼は、この大会が自身のキャリアにおける「新たな始まり」になることを期待している。
27歳のチチパスは今大会、出場した男子シングルスで3戦全勝をマークし、チームの決勝ラウンド進出にも貢献。現地7日のアメリカとの準々決勝では、世界9位のテイラー・フリッツを6-4、7-5で下し、24年4月以来となるトップ10選手からの勝利を挙げた。最終的にチームは準決勝進出を逃したが、背中のケガにより25年9月の「デビスカップ・ワールドグループ1」を最後に戦線を離れていたチチパスは前向きに大会を振り返った。
「自分の勝利には満足している。長い間試合には出ていなかったし、今日みたいな試合は本当に自分の限界が試される。特にここ数カ月、安定した成績を残している選手と対戦する時はなおさらで、テイラーはその1人だ。それでも僕自身はコートに入る前から、集中力を最大限に高める必要があるとわかっていた」
「試合中はほんの一瞬たりとも集中を切らしてはいけないと思っていたし、それをうまく実行できたと思う。彼の動きやコートの使い方を見て、どんなパターンで攻めてくるのか、どんなプレーを好むのかを見極めながら、自分のテニスをするよう心掛けた。彼は非常に攻撃的だったが、ベースラインの打ち合いでは僕が主導権を握れる場面も多く、かなり安定していたと思う。自分のプレーにはとても満足しているし、フリッツ戦での勝利は今後の自信にもつながる」
心配されている背中の状態も「問題ない」とチチパス。シングルス3試合、混合ダブルス2試合を戦い抜いた自身のコンディションにも大きな喜びを感じている様子だ。
「今のところは全て順調に来ている。健康は何よりも大切なものだ。痛みや違和感、日常生活で余計なストレスを生むような不快感もなく、毎日テニスを楽しめていることには本当に満足しているし、すごく良い状況だと思う。愛するスポーツをプレーできていることが、ただただうれしい。今は1試合1試合を心から楽しめている。こんな感覚は久しぶりだ」
「こうして問題なくプレーできることが、幸福感や満足感を生み、またトレーニングを頑張りたいという気持ちにもさせてくれる。背中に強い痛みを抱えていると、同じ状況を何度も経験するうちに、すぐに気持ちが折れてしまうし、練習も楽しくなくなってしまう。だから僕にとって今プレーできていることは、まさに“最大の至福”だ」
ギリシャのテニス専門サイト『tennis24』によれば、チチパスは年末に長年愛用してきたラケットから新たなモデルへの変更を図っていたという。道具面での変化も含め、今季は様々な意味で“再出発の年”となりそうだ。
文●中村光佑
【動画】チチパスがフリッツを破った「ユナイテッド・カップ」準々決勝ハイライト
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【関連記事】「テニスへの自信を失っている」元世界4位チチパス、慢性化する背中の故障を赤裸々告白<SMASH>
27歳のチチパスは今大会、出場した男子シングルスで3戦全勝をマークし、チームの決勝ラウンド進出にも貢献。現地7日のアメリカとの準々決勝では、世界9位のテイラー・フリッツを6-4、7-5で下し、24年4月以来となるトップ10選手からの勝利を挙げた。最終的にチームは準決勝進出を逃したが、背中のケガにより25年9月の「デビスカップ・ワールドグループ1」を最後に戦線を離れていたチチパスは前向きに大会を振り返った。
「自分の勝利には満足している。長い間試合には出ていなかったし、今日みたいな試合は本当に自分の限界が試される。特にここ数カ月、安定した成績を残している選手と対戦する時はなおさらで、テイラーはその1人だ。それでも僕自身はコートに入る前から、集中力を最大限に高める必要があるとわかっていた」
「試合中はほんの一瞬たりとも集中を切らしてはいけないと思っていたし、それをうまく実行できたと思う。彼の動きやコートの使い方を見て、どんなパターンで攻めてくるのか、どんなプレーを好むのかを見極めながら、自分のテニスをするよう心掛けた。彼は非常に攻撃的だったが、ベースラインの打ち合いでは僕が主導権を握れる場面も多く、かなり安定していたと思う。自分のプレーにはとても満足しているし、フリッツ戦での勝利は今後の自信にもつながる」
心配されている背中の状態も「問題ない」とチチパス。シングルス3試合、混合ダブルス2試合を戦い抜いた自身のコンディションにも大きな喜びを感じている様子だ。
「今のところは全て順調に来ている。健康は何よりも大切なものだ。痛みや違和感、日常生活で余計なストレスを生むような不快感もなく、毎日テニスを楽しめていることには本当に満足しているし、すごく良い状況だと思う。愛するスポーツをプレーできていることが、ただただうれしい。今は1試合1試合を心から楽しめている。こんな感覚は久しぶりだ」
「こうして問題なくプレーできることが、幸福感や満足感を生み、またトレーニングを頑張りたいという気持ちにもさせてくれる。背中に強い痛みを抱えていると、同じ状況を何度も経験するうちに、すぐに気持ちが折れてしまうし、練習も楽しくなくなってしまう。だから僕にとって今プレーできていることは、まさに“最大の至福”だ」
ギリシャのテニス専門サイト『tennis24』によれば、チチパスは年末に長年愛用してきたラケットから新たなモデルへの変更を図っていたという。道具面での変化も含め、今季は様々な意味で“再出発の年”となりそうだ。
文●中村光佑
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