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最後の全豪OPに挑む40歳ワウリンカが3時間超えの熱戦を制し初戦突破!「ファンの愛こそが、僕がここに戻ってくる理由だ」<SMASH>

中村光佑

2026.01.20

引退シーズンで迎えた全豪の舞台。ワウリンカがファンからの声援を背にジェレとの熱戦を制し、2回戦へ駒を進めた。(C)Getty Images

 現在開催中のテニス四大大会「全豪オープン」は大会2日目の現地1月19日に男子シングルス1回戦が行なわれ、2026年シーズン限りでの現役引退を表明している40歳で元世界ランキング3位のスタン・ワウリンカ(スイス/現139位)が登場。元27位のラスロ・ジェレ(セルビア/同92位)を5-7、6-3、6-4、7-6(4)で下し、同大会5年ぶり17度目の初戦突破を果たした。

 2014年全豪で"ビッグ4"の一角だったノバク・ジョコビッチ(セルビア/元1位/現4位)とラファエル・ナダル(スペイン/元1位/24年引退)を破って四大大会初優勝を経験したワウリンカは、今大会に本戦ワイルドカード(主催者推薦)で参戦。メルボルンでプレーするのは今回が節目の20度目で、四大大会出場は通算75度目となった。

 1回戦で対峙したのは、これまでにツアー3勝を挙げている30歳の実力者ジェレ。会場が満員御礼となったこの試合は、観客からの大声援を浴びたワウリンカが年齢を感じさせない圧巻のプレーを披露した。

 左右に揺さぶってくるジェレのショットに巧みなスライス返球で食らいつき、9本以上のラリー戦で主導権を掌握。サービスにおいても支配的な内容を見せ、ファーストサービスでは86%、セカンドサービスでも64%と高いポイント獲得率を記録した。

 ワウリンカは試合を通して18本のブレークポイントを取得し、うち3回をものにして3時間20分の激戦に勝利。中でも第4セットで2-4とリードを許した直後に成功したブレークバックは大きかった。
 
 この結果24年ウインブルドン以来となる四大大会での勝利を挙げたワウリンカはオンコートインタビューにてメルボルンでの思い出を振り返りつつ、次のように喜びを語っている。

「ここまでは長い道のりだった。全豪は本当にたくさんの思い出がある場所で、信じられないほど素晴らしい舞台。今日は本当に特別な試合になった。ファンのみんなが僕に与えてくれる愛こそが、僕がここに戻ってくる唯一の理由だ」

 今年がラストシーズンとなるワウリンカにとっては、最高峰の舞台である四大大会のコートに立てること自体が「特別な経験」となる。だからこそ「毎日チームのみんなと共に取り組んできたハードなトレーニング」が実を結んだことへの喜びもひとしおだ。それでも最後は気持ちを引き締め直し、次戦に向けての意気込みをこう口にした。

「勝てて本当に幸せだし、もう1試合ここでプレーできるチャンスを得られたこともうれしい。次戦も楽しもうとは思っているが、同時に僕は競争心の強い選手でもある。次も今日のようないい試合をしたい」

 ワウリンカの2回戦の相手は、同19日の1回戦で四大大会本戦初出場ながらトップ20選手のイリ・レヘチュカ(チェコ/現19位)から7-5、7-6(1)、7-5で金星を挙げた21歳の予選勝者アルテュール・ゲア(フランス/同198位)。勢いに乗る若手有望株を百戦錬磨の40歳がどう攻略するのか注目したい。

文●中村光佑

【動画】ワウリンカVSジェレの「全豪オープン」1回戦ハイライト

【画像】ワウリンカはじめ、全豪オープン2026で熱戦を繰り広げる男子選手たちの厳選写真!

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