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海外テニス

世界7位の18歳アンドレーワはコート外でもクレバー。誹謗中傷に悩まされた過去と決別し「今はSNSに時間を費やさない」<SMASH>

スマッシュ編集部

2026.01.21

かつて悩まされたSNSとは距離を置くようにしたというアンドレーワ。“無駄を省く”クレバーさはテニスと共通している。(C)Getty Images

かつて悩まされたSNSとは距離を置くようにしたというアンドレーワ。“無駄を省く”クレバーさはテニスと共通している。(C)Getty Images

 女子テニスのミラ・アンドレーワ(ロシア/18歳/世界ランキング7位)が、若くして直面したソーシャルメディアの弊害と、その距離の取り方について率直に語った。

 開催中の「全豪オープン」(1月18日~2月1日)1回戦に登場したアンドレーワは、クロアチアのドナ・ベキッチ(同72位)に4-6、6-3、6-0で逆転勝利を収めた。優勝した前哨戦「アデレード国際」からの好調を維持し、スコア以上に試合運びの落ち着きが際立つ一戦だった。

 第1セットを落としても慌てず、チームの指示を信頼して戦い抜いた姿勢について問われると、以前のように自分の考えに固執するのではなく、「余計なことにエネルギーを使わなくなった」と語り、判断の軸が明確になったことをうかがわせた。

 その“無駄を省く”という感覚は、コート外でも同様だという。アンドレーワは会見で、ソーシャルメディアとの向き合い方が大きく変わったことを明かした。

「最初の頃は、悪いメッセージを見ると、それをクリックして、その人が誰なのか、なぜ私にそんなメッセージを送ってきたのかを調べ始めていました」
 
 実際、2025年3月の「マイアミ・オープン」3回戦敗退後には、自身のインスタグラムに書き込まれた罵詈雑言の数々を公開し、「試合に負けるとこうなるのよ」と綴っている。賭博絡みとみられる中傷が集中し、才能や努力とは無関係に、結果だけが攻撃材料になる現実を淡々と示していた。

 だが、時間と経験を重ねる中で、そうしたメッセージに関心を向ける行為が意味を持たないと悟ったという。

「時間が経つにつれて、誰もがこういうメッセージを受け取るのだとわかりました。試合に勝っても、どんな理由であれ悪いメッセージは来るものです。だから今は、SNSにはあまり時間を費やさないようにしています」

 現在は投稿やリポストを最小限に留め、意識的にスマートフォンから離れる時間を作っているという。かつてベン・シェルトン(アメリカ/23歳/男子7位)も、スマホからXのアプリを削除し、「人生で最高の決断だった」と語っている。こうした選手側の“距離の取り方”は、ツアーの第一線で戦う若手にとって、1つの現実的な選択肢なのかもしれない。

構成●スマッシュ編集部

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