現役時代に四大大会女子シングルスで4度、女子ダブルスで2度の優勝を経験した元単複世界ランキング1位のキム・クリステルス氏(ベルギー/42歳)が、自身が進行役を務めるテニス系ポッドキャスト『Love All』に出演。その中で元シングルス1位の大坂なおみ(現16位)の弱点にプレーのバリエーションの少なさを挙げ、解決策としてダブルスをプレーすることを勧めた。
28歳の大坂は開催中の女子ツアー大会「BNPパリバ・オープン」(3月4日~15日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/WTA1000)に第16シードで出場し、初戦の2回戦で予選勝者のビクトリア・カシンツェワ(アンドラ/同97位)、3回戦でカミラ・オソリオ(コロンビア/同61位)に勝利。しかし現地10日の4回戦では現1位の27歳アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)との“新旧女王対決”に2-6、4-6で敗れ、ベスト8進出を逃した。
サバレンカ戦に先駆け、番組でクリステルス氏は産休後の復帰から活躍を見せている大坂を「今は出産前と同じか、それ以上にいい状態にある」と称賛。一方で「プレーの引き出しの少なさ」を最大の弱点に挙げ、特に力強いテニスをする相手に対してはそれが浮き彫りになりやすいと指摘した。
「なおみはサバレンカや(エレーナ・)ルバキナ(カザフスタン/現3位)らとほぼ同じくらいの力で強いショットを打てるし、良いサービスも持っている。ただ、彼女には“代替プラン”がない。力強いプレーをする選手と対戦すると、より強く打ち返すか、それができないまま負けるかのどちらかになってしまう。私はそこが一番の弱点だと思う」
そこで同氏は「ダブルスをプレーすること」が、大坂のプレーバリエーション増加の手助けになり得ると主張する。
「サバレンカが(エリーズ・)メルテンス(ベルギー/現複1位)とのダブルスをやめてシングルスに専念するようになった話を以前したと思うけど、なおみについては、むしろもっと積極的にダブルスをプレーする姿が見たい。ネットに出ることにもっと慣れ、それをシングルスでも生かすことができれば、彼女は恩恵を受けると思う」
ちなみに大坂が最後にツアー大会でダブルスに出場したのはオンス・ジャバー(チュニジア/元2位/現266位)とペアを組んだ24年「ムバダラ・アブダビ・オープン」(ハード/WTA500)が最後。現時点では来週開催の「マイアミ・オープン」(3月17日~29日/アメリカ・マイアミ/ハード/WTA1000)でもエントリーはシングルスのみとなっている。
大坂の“引き出しの少なさ”は以前から度々指摘されてきた点だ。クリステルス氏の提案通りにするか、それともこのまま自分のスタイルを貫くのか、28歳の今後の道のりに注目が集まる。
文●中村光佑
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28歳の大坂は開催中の女子ツアー大会「BNPパリバ・オープン」(3月4日~15日/アメリカ・インディアンウェルズ/ハードコート/WTA1000)に第16シードで出場し、初戦の2回戦で予選勝者のビクトリア・カシンツェワ(アンドラ/同97位)、3回戦でカミラ・オソリオ(コロンビア/同61位)に勝利。しかし現地10日の4回戦では現1位の27歳アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)との“新旧女王対決”に2-6、4-6で敗れ、ベスト8進出を逃した。
サバレンカ戦に先駆け、番組でクリステルス氏は産休後の復帰から活躍を見せている大坂を「今は出産前と同じか、それ以上にいい状態にある」と称賛。一方で「プレーの引き出しの少なさ」を最大の弱点に挙げ、特に力強いテニスをする相手に対してはそれが浮き彫りになりやすいと指摘した。
「なおみはサバレンカや(エレーナ・)ルバキナ(カザフスタン/現3位)らとほぼ同じくらいの力で強いショットを打てるし、良いサービスも持っている。ただ、彼女には“代替プラン”がない。力強いプレーをする選手と対戦すると、より強く打ち返すか、それができないまま負けるかのどちらかになってしまう。私はそこが一番の弱点だと思う」
そこで同氏は「ダブルスをプレーすること」が、大坂のプレーバリエーション増加の手助けになり得ると主張する。
「サバレンカが(エリーズ・)メルテンス(ベルギー/現複1位)とのダブルスをやめてシングルスに専念するようになった話を以前したと思うけど、なおみについては、むしろもっと積極的にダブルスをプレーする姿が見たい。ネットに出ることにもっと慣れ、それをシングルスでも生かすことができれば、彼女は恩恵を受けると思う」
ちなみに大坂が最後にツアー大会でダブルスに出場したのはオンス・ジャバー(チュニジア/元2位/現266位)とペアを組んだ24年「ムバダラ・アブダビ・オープン」(ハード/WTA500)が最後。現時点では来週開催の「マイアミ・オープン」(3月17日~29日/アメリカ・マイアミ/ハード/WTA1000)でもエントリーはシングルスのみとなっている。
大坂の“引き出しの少なさ”は以前から度々指摘されてきた点だ。クリステルス氏の提案通りにするか、それともこのまま自分のスタイルを貫くのか、28歳の今後の道のりに注目が集まる。
文●中村光佑
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