女子テニス元世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(ポーランド/24歳/現3位)が3月23日に自身の公式インスタグラム(@iga.swiatek)を更新し、2024年10月から指導を受けてきた名将ウィム・フィセッテ氏(ベルギー/46歳)とのコーチ契約を解消したことを報告した。
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/現195位)や大坂なおみ(現15位)ら複数の元世界女王を指導した実績を持つ同氏の指導の下、シフィオンテクは計3つのシングルスタイトルを獲得。その中で最も大きな成果は昨年7月のウインブルドンで挙げた四大大会6度目の優勝だった。
しかしここ最近は低空飛行が続いており、第2シードで出場した開催中の「マイアミ・オープン」(3月17日~29日/アメリカ・マイアミ/ハードコート/WTA1000)では、初戦の2回戦で同胞のマグダ・リネッテ(現50位)に6-1、5-7、3-6で逆転負けし、21年11月のシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(メキシコ)以来、実に74大会ぶりとなるツアー初戦敗退を喫した。
得意のクレーコートシーズンが始まる直前に下された今回の決断。投稿でシフィオンテクはフィセッテ氏への感謝を込めて次のように綴っている。
「時には人生やスポーツが、こうした瞬間をもたらすことがあります。マイアミは私にとって厳しい結果となってしまいました。自分のパフォーマンスについて失望や悔しさ、そして責任を感じています。でも同時に、多くの大切な教訓も得ました。それはとても人間らしいことだと思います。
その上で、苦楽を共にしてきたコーチのウィム・フィセッテと別々の道を歩むことを決断しました。ここまではとても濃密で、多くの挑戦と重要な経験に満ちた時間でした。彼のサポートや経験、そして共に成し遂げた全てのことに感謝しています」
一方でフィセッテ氏の離脱以外にチーム体制の変更はないとのこと。今後については「適切なタイミングでお知らせします」とした上で、「今は自分自身をケアし、この経験を受け止めつつ、新たな章に向けて準備する時間を作りたいと思います」と締めくくった。
これに対し、フィセッテ氏も自身のインスタグラム(@fissettewim)でシフィオンテクに向けて労いの言葉を送っている。
「私たちは2018年に彼女がジュニア部門を優勝したウインブルドンのチャンピオンズディナーで初めて出会いました。そしてその7年後、我々は一緒に優勝を果たしました。本当に素晴らしいストーリーになりました。
我々はさらなる成果に向けて努力しながら、幾多の大切な瞬間と教訓を共有しました。イガ、あなたの今後の成功を祈っています。あなたならきっとそれを成し遂げられるでしょう」
現時点ではシフィオンテクの新コーチは発表されていない。今後の動向に注目が集まる。
文●中村光佑
【画像】フィセッテ氏とのコーチ契約解消を報告したインスタの投稿
【関連記事】低迷期から一転、ウインブルドンで歴史的完封勝利へ。シフィオンテクの劇的な今季を名将フィセッテが回顧<SMASH>
【関連記事】74大会ぶり初戦敗退のシフィオンテク、名手スタッブス氏は精神面を懸念「相手に“弱さ”を見せるべきでない」<SMASH>
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/現195位)や大坂なおみ(現15位)ら複数の元世界女王を指導した実績を持つ同氏の指導の下、シフィオンテクは計3つのシングルスタイトルを獲得。その中で最も大きな成果は昨年7月のウインブルドンで挙げた四大大会6度目の優勝だった。
しかしここ最近は低空飛行が続いており、第2シードで出場した開催中の「マイアミ・オープン」(3月17日~29日/アメリカ・マイアミ/ハードコート/WTA1000)では、初戦の2回戦で同胞のマグダ・リネッテ(現50位)に6-1、5-7、3-6で逆転負けし、21年11月のシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(メキシコ)以来、実に74大会ぶりとなるツアー初戦敗退を喫した。
得意のクレーコートシーズンが始まる直前に下された今回の決断。投稿でシフィオンテクはフィセッテ氏への感謝を込めて次のように綴っている。
「時には人生やスポーツが、こうした瞬間をもたらすことがあります。マイアミは私にとって厳しい結果となってしまいました。自分のパフォーマンスについて失望や悔しさ、そして責任を感じています。でも同時に、多くの大切な教訓も得ました。それはとても人間らしいことだと思います。
その上で、苦楽を共にしてきたコーチのウィム・フィセッテと別々の道を歩むことを決断しました。ここまではとても濃密で、多くの挑戦と重要な経験に満ちた時間でした。彼のサポートや経験、そして共に成し遂げた全てのことに感謝しています」
一方でフィセッテ氏の離脱以外にチーム体制の変更はないとのこと。今後については「適切なタイミングでお知らせします」とした上で、「今は自分自身をケアし、この経験を受け止めつつ、新たな章に向けて準備する時間を作りたいと思います」と締めくくった。
これに対し、フィセッテ氏も自身のインスタグラム(@fissettewim)でシフィオンテクに向けて労いの言葉を送っている。
「私たちは2018年に彼女がジュニア部門を優勝したウインブルドンのチャンピオンズディナーで初めて出会いました。そしてその7年後、我々は一緒に優勝を果たしました。本当に素晴らしいストーリーになりました。
我々はさらなる成果に向けて努力しながら、幾多の大切な瞬間と教訓を共有しました。イガ、あなたの今後の成功を祈っています。あなたならきっとそれを成し遂げられるでしょう」
現時点ではシフィオンテクの新コーチは発表されていない。今後の動向に注目が集まる。
文●中村光佑
【画像】フィセッテ氏とのコーチ契約解消を報告したインスタの投稿
【関連記事】低迷期から一転、ウインブルドンで歴史的完封勝利へ。シフィオンテクの劇的な今季を名将フィセッテが回顧<SMASH>
【関連記事】74大会ぶり初戦敗退のシフィオンテク、名手スタッブス氏は精神面を懸念「相手に“弱さ”を見せるべきでない」<SMASH>




