赤土の上で繰り広げられる「全仏オープンテニス」が5月24日に開幕します。男子の昨年の覇者である、カルロス・アルカラス(スペイン)が、欠場を発表しました。全仏オープンへの想いや連覇など考えると、前哨戦のバルセロナ・オープンで故障した右手首の状態が良くないと思わざるえません。全仏とウインブルドンまでもそれほど期間が空いていないので、状態がどうなのか心配ではあります。
アルカラスの欠場が決まった男子の場合は、なんと言っても注目は現在1位のヤニック・シナー(イタリア)です。アルカラスとの2強の構図がなくなってもシナーの存在感の大きさは変わりません。シナーにとっては、この全仏のタイトルを取れれば、キャリアグランドスラム達成となります。
アルカラスとシナーのライバル関係の中でのお互いのレベルが引き上げられています。スピード感が違いますし、相手をコート外に追い出すボールにもスピードがあり、しかもそれを拾って返せるフィジカルの強さがあります。
この2人の戦いは若手の男子テニスのレベルをも引き上げています。19歳のラファエル・ホダル(スペイン)が前哨戦でツアー初優勝を果たし、今年の初めは165位だったランキングを一気に34位にまで上げました。注目のジョアオ・フォンセカ(ブラジル)もクレーを得意にしていますし、勝ち上がってきそうです。若さと体力があり、勢いがあるのは強みです。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、グランドスラムの5セットを7試合戦うのは間違いなく厳しいでしょう。ただ、今年の全豪オープンで準優勝している通り、調整してきた時の試合感や、勝負どころでの戦い方がトップレベルです。中1日での回復は厳しいと思いますが、どれだけ体力を温存して、動ける状態を長く保てるかでしょう。今はグランドスラムの最多優勝記録更新に集中しているのだと思います。
27歳のバレンティン・バチェロット(モナコ)も、前哨戦で上位選手を倒しており、クレーで力を発揮しそうです。現在16位でキャリアハイを更新中の遅咲きの選手です。
日本人男子で本戦に入れる可能性があるのが、107位の島袋将選手のみ。本戦に出場できれば、2023年以来のグランドスラム本戦で、全仏オープンでは初めてです。ただ、クレーの5セットは簡単ではないでしょう。
ベースラインから下げられると厳しくなるので、クレーより芝の方が向いていそうです。でも、1度ランキングが下がってから再浮上し、良い状態であることは間違いありません。クレーにおいて、自分がどれだけ対応できるのか、向き合えるのかを確かめる良い場になると思います。
文●伊達公子
撮影協力/株式会社SIXINCH.ジャパン
【画像】カルロス・アルカラスが全仏オープン2連覇を達成!試合後の笑顔溢れる様子を特集!
【画像】2025全仏オープンを戦う男子トップ選手たちの厳選フォト
【画像】2025全仏オープンを戦う女子トップ選手たちの厳選フォト
アルカラスの欠場が決まった男子の場合は、なんと言っても注目は現在1位のヤニック・シナー(イタリア)です。アルカラスとの2強の構図がなくなってもシナーの存在感の大きさは変わりません。シナーにとっては、この全仏のタイトルを取れれば、キャリアグランドスラム達成となります。
アルカラスとシナーのライバル関係の中でのお互いのレベルが引き上げられています。スピード感が違いますし、相手をコート外に追い出すボールにもスピードがあり、しかもそれを拾って返せるフィジカルの強さがあります。
この2人の戦いは若手の男子テニスのレベルをも引き上げています。19歳のラファエル・ホダル(スペイン)が前哨戦でツアー初優勝を果たし、今年の初めは165位だったランキングを一気に34位にまで上げました。注目のジョアオ・フォンセカ(ブラジル)もクレーを得意にしていますし、勝ち上がってきそうです。若さと体力があり、勢いがあるのは強みです。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、グランドスラムの5セットを7試合戦うのは間違いなく厳しいでしょう。ただ、今年の全豪オープンで準優勝している通り、調整してきた時の試合感や、勝負どころでの戦い方がトップレベルです。中1日での回復は厳しいと思いますが、どれだけ体力を温存して、動ける状態を長く保てるかでしょう。今はグランドスラムの最多優勝記録更新に集中しているのだと思います。
27歳のバレンティン・バチェロット(モナコ)も、前哨戦で上位選手を倒しており、クレーで力を発揮しそうです。現在16位でキャリアハイを更新中の遅咲きの選手です。
日本人男子で本戦に入れる可能性があるのが、107位の島袋将選手のみ。本戦に出場できれば、2023年以来のグランドスラム本戦で、全仏オープンでは初めてです。ただ、クレーの5セットは簡単ではないでしょう。
ベースラインから下げられると厳しくなるので、クレーより芝の方が向いていそうです。でも、1度ランキングが下がってから再浮上し、良い状態であることは間違いありません。クレーにおいて、自分がどれだけ対応できるのか、向き合えるのかを確かめる良い場になると思います。
文●伊達公子
撮影協力/株式会社SIXINCH.ジャパン
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