海外テニス

「自分勝手で申し訳ございません」西岡良仁がデビスカップ欠場を発表。米国への渡航制限を懸念しての判断

スマッシュ編集部

2020.03.04

欠場を発表した西岡良仁。(写真は1月の全豪オープン)写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 6日から開幕する、男子テニス国別対抗戦「デビスカップ(デ杯)・ファイナル予選」に出場予定だった世界ランク48位の西岡良仁(ミキハウス)が、同大会の欠場を発表した。

 西岡は4日に、自身のツイッターで「ファンの皆様自分勝手で申し訳ございませんが、是非ご理解して貰えるとありがたいです」というコメントとともに、メモのスクリーンショットを公開。そのメモには「コロナウイルスの脅威とともに次の大会があるアメリカへの入国ができなくなる可能性があるため」と今回の決断に至った背景が記されていた。

 ドバイから一度日本に帰国していたが、すぐにアメリカに飛んだという西岡。「今現在はアリゾナのフェニックスにおり、明後日インディアンウェルズへ入る予定です。デビスカップでプレーをお見せすることができず申し訳ございません。日本の方々も体調に気をつけて是非日本代表の応援よろしくお願いします」とした。
 
 西岡の欠場により、残る日本代表メンバーは、錦織圭(日清食品)、内山靖崇(北日本物産)、添田豪(GODAI)、マクラクラン勉の4名。ルール上は5日の抽選会前の午前9時までならば、2人のメンバー変更が可能だ。

 日本代表にとっては手痛い損失となったが、西岡の判断も賢明と言える。実際、米国のトランプ大統領は、3日(現地時間)に、新型コロナウイルス感染拡大をめぐり「日本の状況を注視している」という旨のコメントを発表していた。

 デビスカップ日本対エクアドルは3月6日(金)~7日(土)に兵庫県・ブルボンビーンズドームにて、無観客で実施される予定だ。

構成●スマッシュ編集部
 
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