ヤニック・シナー(イタリア/世界ランキング1位)が決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)を破り、史上初のマスターズ5大会連続優勝を達成した男子テニスツアー「マドリード・オープン」(スペイン)。
その大記録の一方で、21歳の新鋭アレクサンダー・ブロックス(ベルギー)も確かな足跡を残した。初出場ながら4強入りし、69位だったランキングも大会後に36位へと急浮上している。
ブロックスは初戦でクリスティアン・ガリン(チリ/同85位)、2回戦でブランドン・ナカシマ(アメリカ/同32位)とのフルセットを制して流れをつかむと、そこから一気に加速。フェリックス・オジェ-アリアシム(カナダ/同5位)、フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同20位)とシード勢を連破し、準々決勝では前回王者キャスパー・ルード(ノルウェー/同15位)を撃破した。
2023年の「全豪オープン」ジュニア王者で、チャレンジャーでは4勝。昨年の「ネクストジェン・ATPファイナルズ」準優勝と実績を上げてきたが、ツアーレベルでは勝利が遠かった。昨季8月のマスターズ1000「シンシナティ・オープン」で初勝利を挙げた後も白星は限られ、今季も4月まで本戦勝利がなかった。
それがクレーシーズンに入り一気にブレイク。2005年以降生まれの選手としてマスターズ4強入りは史上3人目で、マドリードで準決勝に進出した初のベルギー人でもある。
今回の躍進について、本人はこう振り返る。
「本戦に出場できただけでうれしかったです。金曜日の締め切り直前、ぎりぎりで本戦入りしました。だから、ここで最初の試合に勝てたこと自体が、すでに僕にとってはボーナスだったんです」
「その後の全ての試合については、これほど勝ち進めるとはまったく思っていませんでした。でも、自信をつかみ、自分のプレーの感覚をつかめば、いろいろなことが起こり得ます」
結果が出始めた背景についても言及した。
「いつも通り練習して、自分のやってきたことを続けていただけです。それが報われる時もあれば、そうでない時もあります。今週はそれが報われています」
「ここ数年、クレーコートではあまり自信が持てませんでした。でも、今出ている結果を考えれば、もうそんなことは言えません。すべてのショットとフィジカル面で大きく進歩したと思っています」
「ここ(マドリード)のコンディションは通常のクレーよりも少し速いと思うので、それも助けになっています。でも、今は間違いなくクレーが好きです」
ツアーでは21歳以下のトップ100入りが11人と新世代の台頭が進む一方、グランドスラムはシナーとカルロス・アルカラス(スペイン/同2位)が直近9大会を分け合う構図が続く。その牙城に挑む意欲を、ブロックスは率直に口にする。
「彼らはまだ僕たちよりもはるかに上のレベルにいると思います。でも、彼らと競い合うチャンスを得るために、このスポーツをプレーしているんです」
「本当に難しいことでしょうが、もし自分を信じれば、小さなチャンスはあります」
準決勝ではズベレフに敗れたものの、今大会で示した内容は結果以上の価値を持つ。2強時代に風穴を開ける存在となり得るか――ブロックスの次の一歩に注目が集まる。
構成●スマッシュ編集部
【動画】ブロックスが世界5位のオジェ-アリアシムを破った「マドリード・オープン」3回戦ハイライト
【関連記事】「正しい努力の結果」男子テニス界の逸材シナーが語る強さの秘訣!マスターズ5連勝で王者の貫禄示す<SMASH>
【関連記事】胃腸炎が猛威を振るうマドリードOP。体調良好のシナーが予防策を明かす「練習には遅く来る。ここに長く留まらない」<SMASH>
その大記録の一方で、21歳の新鋭アレクサンダー・ブロックス(ベルギー)も確かな足跡を残した。初出場ながら4強入りし、69位だったランキングも大会後に36位へと急浮上している。
ブロックスは初戦でクリスティアン・ガリン(チリ/同85位)、2回戦でブランドン・ナカシマ(アメリカ/同32位)とのフルセットを制して流れをつかむと、そこから一気に加速。フェリックス・オジェ-アリアシム(カナダ/同5位)、フランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン/同20位)とシード勢を連破し、準々決勝では前回王者キャスパー・ルード(ノルウェー/同15位)を撃破した。
2023年の「全豪オープン」ジュニア王者で、チャレンジャーでは4勝。昨年の「ネクストジェン・ATPファイナルズ」準優勝と実績を上げてきたが、ツアーレベルでは勝利が遠かった。昨季8月のマスターズ1000「シンシナティ・オープン」で初勝利を挙げた後も白星は限られ、今季も4月まで本戦勝利がなかった。
それがクレーシーズンに入り一気にブレイク。2005年以降生まれの選手としてマスターズ4強入りは史上3人目で、マドリードで準決勝に進出した初のベルギー人でもある。
今回の躍進について、本人はこう振り返る。
「本戦に出場できただけでうれしかったです。金曜日の締め切り直前、ぎりぎりで本戦入りしました。だから、ここで最初の試合に勝てたこと自体が、すでに僕にとってはボーナスだったんです」
「その後の全ての試合については、これほど勝ち進めるとはまったく思っていませんでした。でも、自信をつかみ、自分のプレーの感覚をつかめば、いろいろなことが起こり得ます」
結果が出始めた背景についても言及した。
「いつも通り練習して、自分のやってきたことを続けていただけです。それが報われる時もあれば、そうでない時もあります。今週はそれが報われています」
「ここ数年、クレーコートではあまり自信が持てませんでした。でも、今出ている結果を考えれば、もうそんなことは言えません。すべてのショットとフィジカル面で大きく進歩したと思っています」
「ここ(マドリード)のコンディションは通常のクレーよりも少し速いと思うので、それも助けになっています。でも、今は間違いなくクレーが好きです」
ツアーでは21歳以下のトップ100入りが11人と新世代の台頭が進む一方、グランドスラムはシナーとカルロス・アルカラス(スペイン/同2位)が直近9大会を分け合う構図が続く。その牙城に挑む意欲を、ブロックスは率直に口にする。
「彼らはまだ僕たちよりもはるかに上のレベルにいると思います。でも、彼らと競い合うチャンスを得るために、このスポーツをプレーしているんです」
「本当に難しいことでしょうが、もし自分を信じれば、小さなチャンスはあります」
準決勝ではズベレフに敗れたものの、今大会で示した内容は結果以上の価値を持つ。2強時代に風穴を開ける存在となり得るか――ブロックスの次の一歩に注目が集まる。
構成●スマッシュ編集部
【動画】ブロックスが世界5位のオジェ-アリアシムを破った「マドリード・オープン」3回戦ハイライト
【関連記事】「正しい努力の結果」男子テニス界の逸材シナーが語る強さの秘訣!マスターズ5連勝で王者の貫禄示す<SMASH>
【関連記事】胃腸炎が猛威を振るうマドリードOP。体調良好のシナーが予防策を明かす「練習には遅く来る。ここに長く留まらない」<SMASH>




