「2026 DUNLOP CUP 全国選抜ジュニアテニス選手権大会兼ワールドジュニアテニス世界大会 代表選考会」(千葉県・吉田記念テニス研修センター/ハードコート)は5月17日、男女ともに12・14歳以下シングルス決勝が行なわれた。
12歳以下男子シングルス決勝は、第1シードの藤瀬大智が、第2シードの大賀翔平を6-1、6-1で下し、全国大会初優勝を飾った。
昨年の「全国小学生大会」準優勝の藤瀬と、「全日本ジュニア」準優勝の大賀。ともに全国決勝の舞台を経験している実力者同士の対戦は、序盤からハイレベルなラリー戦となった。早いテンポでハードヒットする大賀に対し、藤瀬は緩急をつけた戦術で試合を組み立てたという。「相手が強打してくることはわかっていたので、スピンでペースを変えたり、相手が前に出てきたところを沈めたりと、変化をつけました」と振り返る。その作戦が功を奏し、要所を押さえて第1セットを先取する。
その後も、安定したストローク力と冷静な試合運びでポイントを重ね、相手に主導権を渡さない。最後はセンターへのサービスエースで全国の頂点に立った。勝因については「疲れがありながらも1ポイントに集中して、長いラリー戦でもしっかりポイントにつなげられたこと」と分析。「世界一のテニスプレーヤーになれるように頑張りたい」と将来の夢を力強く語った。
敗れた大賀は「目標としていた優勝に届かなかったのがすごく悔しい」と肩を落とした。「大事な場面で緊張してしまって、思うようなプレーができなかった。そういうメンタル面で相手の方が上でした」と勝者を称賛。それでも「今後はもっと攻めのテニスを磨き上げていって、次の全国小学生大会では優勝を目指したい」と前を向いた。
一方、12歳以下女子シングルス決勝は、第2シードの佐藤舞が、第1シードの高木咲來を6-2、7-5で下し、全国初タイトルを手にした。
佐藤は立ち上がりから得意とするフォアハンドで主導権を握ると、長いラリー戦でも粘り強さを発揮し、第1セットを奪う。続く第2セットは、高木の反撃に苦戦。深いボールで押し込まれ、バックハンドの強打になかなか対応しきれない。2-5とリードを許し、試合はファイナルセット突入かと思われた。
しかし、そこから佐藤が驚異の巻き返しを見せる。深いボールを交えながら強打を打ち込み、高木の揺さぶりにも鋭いカウンターで応戦。「両親やお友達、応援してくれる方の拍手と励ましのおかげで、最後まで自分らしく攻めようと思いました」と本来のプレーを取り戻す。そこから流れを引き寄せると、一気に5ゲームを連取。攻撃の手を緩めず、勝負を決めた。
これまで全国大会ではベスト16が最高成績だった佐藤は、「優勝できて本当にうれしいです」と笑顔を見せる。「次は全日本ジュニアや関西の大きな大会もあるので、そこで優勝してもっと強くなれるように頑張ります」と今後の意気込みを語った。
昨年の全国小学生大会覇者である高木は「悔しいです」と唇をかみ、「相手も素晴らしい選手で、自分もやれる限りのことはやりましたけど、あと1ポイントが取り切れなかったです」と振り返る。次の全日本ジュニアに向けては、「もっと強くなりたいです。おそらく佐藤選手ともまた戦うと思うので、その時はさらにレベルアップした自分で戦いたいと思います」とリベンジを誓った。
17日の12歳以下の試合結果は以下の通り。
【全国選抜ジュニアテニス選手権大会】
◆男子結果
決勝/○藤瀬大智(関東・SHOW.T.P)[1] 6-1 6-1 大賀翔平(九州・福岡パシフィックTA)[2]●
3位決定戦/○小林賢和(関東・AmpersandTA)[4] 7-6(3) RET 辻真之介(関西・神戸ローンテニス倶楽部)[3]●
◆女子結果
決勝/○佐藤舞(関西・TASU-Club)[2] 6-2 7-5 高木咲來(九州・柳川ACADEMY)[1]●
3位決定戦/○濱野紗凪(関東・グリーンテニスプラザ)[5] 6-3 7-5 丸山真奈(関東・与野テニスクラブ)●
([ ]内の数字はシード番号)
取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)
【画像】最終日、熱戦に決着。全国選抜ジュニアテニス選手権が終了
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12歳以下男子シングルス決勝は、第1シードの藤瀬大智が、第2シードの大賀翔平を6-1、6-1で下し、全国大会初優勝を飾った。
昨年の「全国小学生大会」準優勝の藤瀬と、「全日本ジュニア」準優勝の大賀。ともに全国決勝の舞台を経験している実力者同士の対戦は、序盤からハイレベルなラリー戦となった。早いテンポでハードヒットする大賀に対し、藤瀬は緩急をつけた戦術で試合を組み立てたという。「相手が強打してくることはわかっていたので、スピンでペースを変えたり、相手が前に出てきたところを沈めたりと、変化をつけました」と振り返る。その作戦が功を奏し、要所を押さえて第1セットを先取する。
その後も、安定したストローク力と冷静な試合運びでポイントを重ね、相手に主導権を渡さない。最後はセンターへのサービスエースで全国の頂点に立った。勝因については「疲れがありながらも1ポイントに集中して、長いラリー戦でもしっかりポイントにつなげられたこと」と分析。「世界一のテニスプレーヤーになれるように頑張りたい」と将来の夢を力強く語った。
敗れた大賀は「目標としていた優勝に届かなかったのがすごく悔しい」と肩を落とした。「大事な場面で緊張してしまって、思うようなプレーができなかった。そういうメンタル面で相手の方が上でした」と勝者を称賛。それでも「今後はもっと攻めのテニスを磨き上げていって、次の全国小学生大会では優勝を目指したい」と前を向いた。
一方、12歳以下女子シングルス決勝は、第2シードの佐藤舞が、第1シードの高木咲來を6-2、7-5で下し、全国初タイトルを手にした。
佐藤は立ち上がりから得意とするフォアハンドで主導権を握ると、長いラリー戦でも粘り強さを発揮し、第1セットを奪う。続く第2セットは、高木の反撃に苦戦。深いボールで押し込まれ、バックハンドの強打になかなか対応しきれない。2-5とリードを許し、試合はファイナルセット突入かと思われた。
しかし、そこから佐藤が驚異の巻き返しを見せる。深いボールを交えながら強打を打ち込み、高木の揺さぶりにも鋭いカウンターで応戦。「両親やお友達、応援してくれる方の拍手と励ましのおかげで、最後まで自分らしく攻めようと思いました」と本来のプレーを取り戻す。そこから流れを引き寄せると、一気に5ゲームを連取。攻撃の手を緩めず、勝負を決めた。
これまで全国大会ではベスト16が最高成績だった佐藤は、「優勝できて本当にうれしいです」と笑顔を見せる。「次は全日本ジュニアや関西の大きな大会もあるので、そこで優勝してもっと強くなれるように頑張ります」と今後の意気込みを語った。
昨年の全国小学生大会覇者である高木は「悔しいです」と唇をかみ、「相手も素晴らしい選手で、自分もやれる限りのことはやりましたけど、あと1ポイントが取り切れなかったです」と振り返る。次の全日本ジュニアに向けては、「もっと強くなりたいです。おそらく佐藤選手ともまた戦うと思うので、その時はさらにレベルアップした自分で戦いたいと思います」とリベンジを誓った。
17日の12歳以下の試合結果は以下の通り。
【全国選抜ジュニアテニス選手権大会】
◆男子結果
決勝/○藤瀬大智(関東・SHOW.T.P)[1] 6-1 6-1 大賀翔平(九州・福岡パシフィックTA)[2]●
3位決定戦/○小林賢和(関東・AmpersandTA)[4] 7-6(3) RET 辻真之介(関西・神戸ローンテニス倶楽部)[3]●
◆女子結果
決勝/○佐藤舞(関西・TASU-Club)[2] 6-2 7-5 高木咲來(九州・柳川ACADEMY)[1]●
3位決定戦/○濱野紗凪(関東・グリーンテニスプラザ)[5] 6-3 7-5 丸山真奈(関東・与野テニスクラブ)●
([ ]内の数字はシード番号)
取材・文●前道右京(スマッシュ編集部)
【画像】最終日、熱戦に決着。全国選抜ジュニアテニス選手権が終了
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