本日5月24日に開幕する今季2つ目のテニス四大大会「全仏オープン」(フランス・パリ/クレーコート)に第16シードで出場する元世界ランキング1位の大坂なおみ(現16位)が大会前の記者会見に出席。自身の試合中の振る舞いについて語るとともに、今季のクレーコートシーズンを振り返った。
コート上での大坂は鋭い表情を浮かべ、時折拳を握って自らを鼓舞しながら、集中力を研ぎ澄ませる姿が印象的だ。ポイントを奪った際に発する「カモン!」という掛け声からも、彼女の強い闘志がうかがえる。
しかし10代の頃の大坂は全く対照的だった。「若い頃の私はかなり態度が悪くて、父から『エネルギーを向ける先が間違っている』と厳しく諭されたこともあった」と明かす。その後、「ああ、これではダメだ」と考えを改め、気持ちの切り替え方を意識するようになったという。
「今でも時々感情を乱すことはある。でもそういう時こそ、できるだけ声を出して気持ちを高めるようにしている。勝った時はもっと喜んで、負けた時はあまり引きずらないようにすることを心掛けている」
28歳の大坂は全仏前哨戦のマドリードとローマ(いずれもWTA1000)の2大会でベスト16入り。しかしマドリード4回戦では現女王アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)に、ローマ4回戦では元女王イガ・シフィオンテク(ポーランド/現3位)に敗れた。特にシフィオンテク戦は2-6、1-6と完敗。「正直、あれでかなりの自信を失った」という大坂だが、同時に一定の手応えも口にした。
「マドリードではいいプレーができていたと思う。アリーナには負けたけど、自分にもチャンスがあったとは感じられたから、良い収穫になった。その後のローマは、最初の2試合は良かったけど、その次の試合ではイガが圧倒的なプレーを見せ、私は完全にやられてしまった」
「でもイガはクレーコートでは最高の選手。その事実を受け止めながら一歩引いて考える必要があるし、私にはまだ学ぶべきことがたくさんある。それに、スコア自体は衝撃的なものになったけど、実際の内容はもう少し競っていて、デュースになったゲームもたくさんあった」
そんな大坂にとって、全仏オープンはまだ2週目に進んだことがない、鬼門とも言うべき大会。ハードコートを最も得意とし、同サーフェスの四大大会(全豪、全米)を2度ずつ制していることから、本人も「多くの人が私を“ハードコートが得意な選手”として見ていると思う」と語る。
しかし昨年7月から指導を受けているコーチのトマス・ビクトロフスキ(ポーランド/45歳)からは「全仏で3回戦までしか進んでいないなんて信じられない」と言われ、「今年はもっと先まで行けたら」と大坂も闘志を燃やしている。まずはラウラ・シグムンド(ドイツ/元27位/現46位)との初戦で幸先の良いスタートを切れるか、注目だ。
文●中村光佑
【画像】大坂なおみほか、「2025全仏オープン」を戦った女子トップ選手たちの厳選フォト
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コート上での大坂は鋭い表情を浮かべ、時折拳を握って自らを鼓舞しながら、集中力を研ぎ澄ませる姿が印象的だ。ポイントを奪った際に発する「カモン!」という掛け声からも、彼女の強い闘志がうかがえる。
しかし10代の頃の大坂は全く対照的だった。「若い頃の私はかなり態度が悪くて、父から『エネルギーを向ける先が間違っている』と厳しく諭されたこともあった」と明かす。その後、「ああ、これではダメだ」と考えを改め、気持ちの切り替え方を意識するようになったという。
「今でも時々感情を乱すことはある。でもそういう時こそ、できるだけ声を出して気持ちを高めるようにしている。勝った時はもっと喜んで、負けた時はあまり引きずらないようにすることを心掛けている」
28歳の大坂は全仏前哨戦のマドリードとローマ(いずれもWTA1000)の2大会でベスト16入り。しかしマドリード4回戦では現女王アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)に、ローマ4回戦では元女王イガ・シフィオンテク(ポーランド/現3位)に敗れた。特にシフィオンテク戦は2-6、1-6と完敗。「正直、あれでかなりの自信を失った」という大坂だが、同時に一定の手応えも口にした。
「マドリードではいいプレーができていたと思う。アリーナには負けたけど、自分にもチャンスがあったとは感じられたから、良い収穫になった。その後のローマは、最初の2試合は良かったけど、その次の試合ではイガが圧倒的なプレーを見せ、私は完全にやられてしまった」
「でもイガはクレーコートでは最高の選手。その事実を受け止めながら一歩引いて考える必要があるし、私にはまだ学ぶべきことがたくさんある。それに、スコア自体は衝撃的なものになったけど、実際の内容はもう少し競っていて、デュースになったゲームもたくさんあった」
そんな大坂にとって、全仏オープンはまだ2週目に進んだことがない、鬼門とも言うべき大会。ハードコートを最も得意とし、同サーフェスの四大大会(全豪、全米)を2度ずつ制していることから、本人も「多くの人が私を“ハードコートが得意な選手”として見ていると思う」と語る。
しかし昨年7月から指導を受けているコーチのトマス・ビクトロフスキ(ポーランド/45歳)からは「全仏で3回戦までしか進んでいないなんて信じられない」と言われ、「今年はもっと先まで行けたら」と大坂も闘志を燃やしている。まずはラウラ・シグムンド(ドイツ/元27位/現46位)との初戦で幸先の良いスタートを切れるか、注目だ。
文●中村光佑
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