女子テニス世界ランキング初代1位で四大大会18勝を誇る巨星クリス・エバート氏(アメリカ/71歳)が、開催中のテニス四大大会「全仏オープン」で活躍を見せた大坂なおみ(現16位)に向け、今後への期待を寄せた。
28歳の大坂は現地6月1日夜にセンターコート「フィリップ・シャトリエ」で行なわれた4回戦で、四大大会4勝を挙げている現女王アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦。女子シングルスの試合がナイトセッションに組まれたのは、2023年のサバレンカとスローン・スティーブンス(アメリカ/元3位/現363位)による4回戦以来3年ぶりとなった。
試合は非常にハイレベルな内容となったが、大坂はサバレンカの力強くも多彩なプレーに苦戦し、5-7、3-6でストレート負け。それでも今大会は1回戦で曲者ラウラ・シグムンド(ドイツ/現46位)、2回戦で元17位の実力者ドナ・ベキッチ(クロアチア/現72位)、3回戦で18歳の新星イバ・ヨビッチ(アメリカ/同17位)を破り、全仏では初めてとなるベスト16並びに2週目進出を果たした。
この結果を受け、サバレンカ戦を中継した『TNT Sports』で解説を務めたエバート氏は大坂の今後について、名残惜しさをにじませつつ次のように語った。
「ナオミはこれまで決して得意とは言えなかったクレーコートで本当に素晴らしいテニスをしていた。彼女は元々ハードコート向きの選手であり、クレーでは忍耐力を身に付ける必要があった。今大会で素晴らしい戦いを見せたナオミに別れを告げなければならないのが惜しい」
「サバレンカ戦は非常に質の高い試合だった。ナオミは間違いなくさらに存在感を示していくだろうし、ランキングももっと上がっていくと思う」
同氏は大坂だけでなく、サバレンカに対しても称賛を送った。中でも精神面での成熟ぶりと12本のエースを奪ったサービス、タッチ技術の向上を高く評価している。
「彼女のファーストサービスは驚異的だった。加えて安定力と忍耐力が身に付き、コート上での落ち着きぶりも本当に大きく改善された。そして今年はこれまで以上に、タッチのうまさも際立っている印象を受ける」
敗れた大坂は他の選手と同様に休む間もなく芝コートシーズンを迎える見込み。彼女のサーフェス別の通算勝率はハードが200勝111敗で64.3%、クレーが43勝35敗で55.1%、芝が23勝19敗で54.8%となっており、大会数の違いこそあれ、統計上は芝が最も苦戦しているサーフェスとなっている。今年はそこでの成績向上にも期待がかかる。
現時点で大坂は「ウインブルドン」(6月29日~7月12日/イギリス・ロンドン/四大大会)の前哨戦として、今月21日に開幕する「バート・ホンブルク・オープン」(ドイツ・バート・ホンブルク/WTA500)の1大会のみ出場予定。クレーに続いて芝でも結果を残せるか、注目だ。
文●中村光佑
【動画】ハイレベルな攻防となった大坂なおみ対サバレンカの全仏オープン4回戦ハイライト
【画像】大坂なおみをはじめ「全仏オープン2026」を戦う女子トップ選手たちの厳選フォト!
【関連記事】「大坂なおみ、世界女王サバレンカに屈し全仏オープン8強ならず。それでも初の2週目進出など収穫十分<SMASH>
28歳の大坂は現地6月1日夜にセンターコート「フィリップ・シャトリエ」で行なわれた4回戦で、四大大会4勝を挙げている現女王アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦。女子シングルスの試合がナイトセッションに組まれたのは、2023年のサバレンカとスローン・スティーブンス(アメリカ/元3位/現363位)による4回戦以来3年ぶりとなった。
試合は非常にハイレベルな内容となったが、大坂はサバレンカの力強くも多彩なプレーに苦戦し、5-7、3-6でストレート負け。それでも今大会は1回戦で曲者ラウラ・シグムンド(ドイツ/現46位)、2回戦で元17位の実力者ドナ・ベキッチ(クロアチア/現72位)、3回戦で18歳の新星イバ・ヨビッチ(アメリカ/同17位)を破り、全仏では初めてとなるベスト16並びに2週目進出を果たした。
この結果を受け、サバレンカ戦を中継した『TNT Sports』で解説を務めたエバート氏は大坂の今後について、名残惜しさをにじませつつ次のように語った。
「ナオミはこれまで決して得意とは言えなかったクレーコートで本当に素晴らしいテニスをしていた。彼女は元々ハードコート向きの選手であり、クレーでは忍耐力を身に付ける必要があった。今大会で素晴らしい戦いを見せたナオミに別れを告げなければならないのが惜しい」
「サバレンカ戦は非常に質の高い試合だった。ナオミは間違いなくさらに存在感を示していくだろうし、ランキングももっと上がっていくと思う」
同氏は大坂だけでなく、サバレンカに対しても称賛を送った。中でも精神面での成熟ぶりと12本のエースを奪ったサービス、タッチ技術の向上を高く評価している。
「彼女のファーストサービスは驚異的だった。加えて安定力と忍耐力が身に付き、コート上での落ち着きぶりも本当に大きく改善された。そして今年はこれまで以上に、タッチのうまさも際立っている印象を受ける」
敗れた大坂は他の選手と同様に休む間もなく芝コートシーズンを迎える見込み。彼女のサーフェス別の通算勝率はハードが200勝111敗で64.3%、クレーが43勝35敗で55.1%、芝が23勝19敗で54.8%となっており、大会数の違いこそあれ、統計上は芝が最も苦戦しているサーフェスとなっている。今年はそこでの成績向上にも期待がかかる。
現時点で大坂は「ウインブルドン」(6月29日~7月12日/イギリス・ロンドン/四大大会)の前哨戦として、今月21日に開幕する「バート・ホンブルク・オープン」(ドイツ・バート・ホンブルク/WTA500)の1大会のみ出場予定。クレーに続いて芝でも結果を残せるか、注目だ。
文●中村光佑
【動画】ハイレベルな攻防となった大坂なおみ対サバレンカの全仏オープン4回戦ハイライト
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