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海外テニス

波乱のウインブルドン、去年の女子ファイナリストが揃って敗退。「もう一度最初から取り組み直す」とシフィオンテク<SMASH>

中村光佑

2026.07.05

去年の女王、シフィオンテク(左)は新鋭のイーラに敗退。同準優勝のアニシモワ(右)もキーズに競り負けた。(C)Getty Images

去年の女王、シフィオンテク(左)は新鋭のイーラに敗退。同準優勝のアニシモワ(右)もキーズに競り負けた。(C)Getty Images

 現地7月4日に行なわれたテニス四大大会「ウインブルドン」の女子シングルス3回戦で、前回覇者のイガ・シフィオンテク(ポーランド/24歳/現世界ランキング3位)と、準優勝のアマンダ・アニシモワ(アメリカ/24歳/同6位)の2人が揃って姿を消す波乱が起きた。

 第3シードのシフィオンテクは第29シードの21歳アレクサンダー・イーラ(フィリピン/同32位)に6-7(9)、2-6のストレートで敗れ、タイトル防衛に失敗。2度のセットポイントを逃し、タイブレークを落として第1セットを失うと、第2セットは計3度のブレークを喫し、2時間15分で力尽きた。

 この試合でシフィオンテクは32本のウイナーを奪った一方、アンフォーストエラー(自滅的ミス)はそれを上回る44本を記録。そのおよそ半数はフォアハンドによるものだった。敗戦後の記者会見では、これから始まる北米ハードコートシリーズを見据え、結果への執着を捨ててプレーの改善に集中していきたいとの考えを明かした。

「良い結果が出ていないし、もう自分自身にそれを期待するつもりもない。今の私はそんなことを考えるレベルにもないと思う。結果にばかり意識を向けるのはもうやめて、もう一度最初から取り組み直し、自分のテニスを良くしていく必要がある」

 昨季はウインブルドンを含む3タイトルを獲得したシフィオンテクだが、今季はツアー優勝どころか決勝進出すらなく、ここまでは苦戦が続いている。今大会終了後に更新予定の世界ランキングでもトップ10は維持できる見込みだが、年間成績で争う最終戦レースランキングは現時点で出場圏外の11位(上位8名までが出場権を獲得)に位置しており、本来の実力を考えれば物足りない成績に映る。
 
 一方、先の「全仏オープン」(クレーコート/四大大会)で左手首の負傷から約2カ月ぶりに復帰した第6シードのアニシモワは、第26シードの同胞マディソン・キーズ(元5位/現22位)を相手に第1セットを先取したものの、その後はショットの精度を欠き、3-6、6-2、6-3で無念の逆転負けを喫した。試合後の会見では苦しい胸の内をこう吐露している。

「本当に、本当に苦しい。できることは全てやっているつもりだし、一生懸命練習もしている。それなのに、自分のプレーがまだこんな状態にあるということを受け入れなければならないのが、本当につらい。全仏で復帰して以降、前向きに考えるための要素を見出すのが難しく、正直今もどうしたらいいのかわからない。家に帰って少し休養を取りつつ、打開策を考えたいと思う」

 2週目を前に、優勝争いが一気に混とんとしてきた今年のウインブルドン女子シングルス。頂点に立つのは果たして誰なのか、その行方から目が離せない。

文●中村光佑

【動画】イーラがシフィオンテクに、キーズがアニシモワに勝利したウインブルドン3回戦ハイライト

【画像】イーラ、シフィオンテク、キーズ、アニシモワら、ウインブルドン2026を戦う女子トップ選手たちの厳選フォト!

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