女子テニスツアーのWTA500シリーズ「ムバダラDCオープン」(7月27日~8月2日/アメリカ・ワシントンDC/ハードコート)は現地3日、前日に雨天中断となったシングルス決勝が行なわれ、世界ランキング20位の21歳アレクサンダー・イーラ(フィリピン)が、同3位の32歳ジェシカ・ペグラ(アメリカ)を4-6、6-4、6-0で下し、念願のツアー初優勝を達成。同時に男女を通じてフィリピン人選手初となるシングルスツアータイトル獲得を果たした。
試合は現地2日に始まったものの、強雨によりイーラが4-6、1-2とリードを許した場面で順延が決定。翌3日に再開後、イーラは第2セット終盤の第10ゲームをブレークしてセットオールに持ち込むと、ファイナルセットでは相手に1ゲームも与えない圧巻のプレーを披露し、鮮やかな逆転勝ちを収めた。
昨年6月の「レクサス・イーストボーン・オープン」(イギリス/WTA250/芝コート)ではマヤ・ジョイント(オーストラリア/現48位)との決勝で4度のチャンピオンシップポイントを握りながら涙の逆転負けを喫したイーラ。
しかし今大会は1回戦で2024年パリ五輪金メダリストのジェン・チンウェン(中国/大会時123位)、2回戦で前回覇者のレイラ・フェルナンデス(カナダ/同34位)、準々決勝で第2シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同10位)を破ると、準決勝でも第3シードで四大大会4勝を誇る元1位の大坂なおみ(同13位)を撃破。そして決勝でも2日がかりの激闘の末、第1シードのペグラに競り勝ち、1年前の悔しさを晴らす最高の結末となった。
トップ3シードを連破して頂点に立った21歳はオンコートインタビューで決勝戦を振り返りつつ、次のように喜びを語った。
「これまで何度も雨による中断を経験してきました。今回は懸かっているものがはるかに大きかったですが、再開後は中断前のプレー内容から得た反省点を生かそうと心掛けました。それが今回の結果につながったと思います」
「今週の初めには、自分がこのトロフィーを手にしているなんて想像もしていませんでした。レベルの高い選手ばかりで、自分のドローも非常に厳しいとわかっていました。どの試合も様々な課題との戦いでしたが、それを乗り越えられたことを本当に誇りに思います」
またイーラは今回の優勝で大きな自信を得たとも明かした。「今の自分は、今大会が始まった時よりも良い状態にあります。この1週間は試合を重ねるごとに成長し、自分自身についての新たな発見もありました。これまでの取り組みが実を結んだことが本当にうれしいです」
一方、敗れたペグラは今季3勝目とツアー12勝目にはあと一歩届かず。表彰式では、イーラの応援に駆け付けた大勢のフィリピン人ファンへ向け、「皆さんは世界中でテニスの発展を支えている存在です。こうして競技が発展していくのは、本当にうれしいことですし、女子テニス選手の1人として、本当に感謝しています」と心からの謝意を示した。
文●中村光佑
【動画】イーラVSペグラのDCオープン決勝ハイライト!
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試合は現地2日に始まったものの、強雨によりイーラが4-6、1-2とリードを許した場面で順延が決定。翌3日に再開後、イーラは第2セット終盤の第10ゲームをブレークしてセットオールに持ち込むと、ファイナルセットでは相手に1ゲームも与えない圧巻のプレーを披露し、鮮やかな逆転勝ちを収めた。
昨年6月の「レクサス・イーストボーン・オープン」(イギリス/WTA250/芝コート)ではマヤ・ジョイント(オーストラリア/現48位)との決勝で4度のチャンピオンシップポイントを握りながら涙の逆転負けを喫したイーラ。
しかし今大会は1回戦で2024年パリ五輪金メダリストのジェン・チンウェン(中国/大会時123位)、2回戦で前回覇者のレイラ・フェルナンデス(カナダ/同34位)、準々決勝で第2シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同10位)を破ると、準決勝でも第3シードで四大大会4勝を誇る元1位の大坂なおみ(同13位)を撃破。そして決勝でも2日がかりの激闘の末、第1シードのペグラに競り勝ち、1年前の悔しさを晴らす最高の結末となった。
トップ3シードを連破して頂点に立った21歳はオンコートインタビューで決勝戦を振り返りつつ、次のように喜びを語った。
「これまで何度も雨による中断を経験してきました。今回は懸かっているものがはるかに大きかったですが、再開後は中断前のプレー内容から得た反省点を生かそうと心掛けました。それが今回の結果につながったと思います」
「今週の初めには、自分がこのトロフィーを手にしているなんて想像もしていませんでした。レベルの高い選手ばかりで、自分のドローも非常に厳しいとわかっていました。どの試合も様々な課題との戦いでしたが、それを乗り越えられたことを本当に誇りに思います」
またイーラは今回の優勝で大きな自信を得たとも明かした。「今の自分は、今大会が始まった時よりも良い状態にあります。この1週間は試合を重ねるごとに成長し、自分自身についての新たな発見もありました。これまでの取り組みが実を結んだことが本当にうれしいです」
一方、敗れたペグラは今季3勝目とツアー12勝目にはあと一歩届かず。表彰式では、イーラの応援に駆け付けた大勢のフィリピン人ファンへ向け、「皆さんは世界中でテニスの発展を支えている存在です。こうして競技が発展していくのは、本当にうれしいことですし、女子テニス選手の1人として、本当に感謝しています」と心からの謝意を示した。
文●中村光佑
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