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海外テニス

「なぜ多くの人が僕を引退させたがるのか?」39歳ジョコビッチが周囲の声に本音を吐露「まだ最高レベルで戦えている」<SMASH>

中村光佑

2026.08.23

キャリア終盤を迎えてもなお、世界5位につけるジョコビッチ。周囲から引退を問われ続けることに率直な思いを明かした。(C)Getty Images

キャリア終盤を迎えてもなお、世界5位につけるジョコビッチ。周囲から引退を問われ続けることに率直な思いを明かした。(C)Getty Images

 男女を通じて史上最多タイの四大大会24勝を誇る男子テニス元世界ランキング1位の39歳ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現5位)が、8月20日より世界240以上の国と地域にて『Prime Video』で独占配信されている自身のドキュメンタリー番組『Novak Djokovic: The Wolf in Winter』の中で、度々取り沙汰される自身の引退について言及。「なぜ僕を引退させたがるのか?」と率直な思いを口にした。

 およそ92分にも及ぶ同作はバスケットボール界のレジェンド、マイケル・ジョーダン(アメリカ/現63歳)を題材としたNetflix/ESPNの人気作『The Last Dance』などを手掛けたジェイソン・ヘヒア氏が監督を務め、キャリア晩年を迎えたジョコビッチの現在や、その内面を掘り下げている。

 近年はキャリアの終焉について問われる機会が増えているジョコビッチ。しかし本人は、依然として世界トップレベルで戦えていることを強調し、作品内で次のように語った。

「もう何年も前から、多くの人が僕を引退させようとしているのはわかっている。だが僕はまだ最高レベルで戦えていて、まだ勝てるということも自分自身に証明できている。しかもトップ5やトップ10にいるというのに、なぜ引退させたがるのかがわからない」
 
 ヘヒア監督によると、当初ジョコビッチは「繰り返し聞かれることにうんざりしている」引退について、番組内では触れたくない意向を示していたという。同監督はキャリアの終焉を巡る周囲の懐疑的な見方が、むしろ“現役続行の原動力の一つ”になっているのではないかと分析している。

 開催中の「シンシナティ・オープン」(8月13日~23日/アメリカ・シンシナティ/ハードコート/ATP1000)ではまさかの初戦(2回戦)敗退を喫したジョコビッチだが、現在も世界5位を維持している。ヘヒア監督は、ジョコビッチがもう何年も「終わりの始まりなのか?」と言われ続けている現状に触れつつ、間もなく開幕する今季最後の四大大会「全米オープン」(8月30日~9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハード)での活躍にも期待を寄せた。

“年齢の壁”に直面しながらも、高いモチベーションを保つ39歳。今なお世界のトップレベルで戦うジョコビッチの頭に、「引退」の2文字はまだないようだ。

文●中村光佑

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