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海外テニス

「戻って来られてうれしい」フェデラーが約7年ぶりに全米OPへ! 現役復帰の可能性は「全くないよ」と即答<SMASH>

中村光佑

2026.08.25

全米OPでのエキシビを前に、会見に出席したフェデラー。思い入れのあるニューヨークへの帰還を喜びながら、現在の心境を率直に明かした。※写真は2019年の全米。(C)Getty Images

全米OPでのエキシビを前に、会見に出席したフェデラー。思い入れのあるニューヨークへの帰還を喜びながら、現在の心境を率直に明かした。※写真は2019年の全米。(C)Getty Images

 男子テニス元世界ランキング1位のロジャー・フェデラー氏(スイス/45歳)が、間もなく開幕する四大大会「全米オープン」(8月30日~9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の会場で行なわれるエキジビションイベントを前に記者会見に出席。思い入れのあるニューヨークへの帰還を喜ぶとともに、ツアーを離れた現在の心境について語った。

 現役時代に四大大会シングルス通算20勝を含むツアー103勝を挙げ、長年にわたって男子テニス界をけん引したフェデラー氏。全米では2004年から08年にかけて5連覇を経験しており、これはオープン化以降の男子シングルスにおける大会最多連覇記録となっている。

 最後の全米出場は19年。その後は右ヒザの故障に苦しんだこともあり、21年7月の「ウインブルドン」(芝コート/四大大会)をもって実戦を離れ、22年9月に開催された男子団体戦「レーバー・カップ」(イギリス・ロンドン)で輝かしいキャリアに幕を下ろした。

 そんな“生ける伝説”が、およそ7年ぶりに数々の栄光を築いたニューヨークへ帰ってきた。現地25日にはレジェンドエキシビションマッチに参加し、アンディ・ロディック氏(元1位/43歳)、アンドレ・アガシ氏(元1位/56歳)、ジョン・マッケンロー氏(元1位/67歳)という米国テニス界の3人の巨星とプレーする予定だ。
 
 フェデラー氏は引退後、すぐに各大会を巡って別れを告げることは望まず、「自然にそういう機会が訪れるのを待ちたかった」と説明。今回の帰還については「本当の意味で感謝を伝え、お別れをする機会を得られるだろう。それは一部の人たちにとって、とても大切なことだと思う」と特別な思いを口にした。

 しかし試合形式でプレーするのは、今年1月の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)で行なわれたエキシビション以来、約7カ月ぶりとあって、さすがのフェデラー氏も緊張を隠せない。それでも「たくさんの素晴らしい瞬間を経験してきたアーサー・アッシュ・スタジアム(全米のセンターコート)に戻って来られて、とてもうれしく思っている」と喜びを示した。

 一方、現役復帰の可能性を問われると、「いやいや、全くないよ」と即答。「アンチドーピングプログラムの件もあるし、ハードルが高すぎる」とし、「今の僕はただのいちファンにすぎない。純粋にテニスを見ることを楽しんでいる」と現在の心境を明かした。

 とはいえ、1998年のプロデビューから約24年を過ごしたツアーへの思いは今も強い。「もうツアーにいられないのは残念だけど、本当に素晴らしい時代だったし、とても恋しく思う」と率直に語ったフェデラー氏。今月29日には国際テニス殿堂入りが予定されている“生ける伝説”は、久々に帰ってきた思い出のニューヨークで、再びファンと特別な時間を分かち合う。

文●中村光佑

【動画】フェデラーがエキジビを前にセンターコートでヒッティング!

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