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海外テニス

使用球に異常あり? 上海大会で敗れたアルカラスが弾み方に不満示すも、対戦相手は「問題なし」と意見対立<SMASH>

中村光佑

2026.10.14

上海マスターズ3回戦で敗れたアルカラス(左)はボールの弾み方が2日前と違ったと主張。しかし勝ったベルグス(右)は「コートもボールも良い状態」と意見が割れた。(C)Getty Images

上海マスターズ3回戦で敗れたアルカラス(左)はボールの弾み方が2日前と違ったと主張。しかし勝ったベルグス(右)は「コートもボールも良い状態」と意見が割れた。(C)Getty Images

 男子テニス世界ランキング3位のカルロス・アルカラス(スペイン/23歳)が、現在開催中の「ロレックス上海マスターズ」(10月7日~18日/中国・上海/ハードコート/ATP1000)で使用されているボールやコートコンディションに不満を示した。これに対し、同選手を破った39位のジゾー・ベルグス(ベルギー/27歳)が異なる見解を示し、注目を集めている。

 今大会に第2シードで出場したアルカラスは、現地12日に行なわれたシングルス3回戦でノーシードのベルグスと対戦したが、思うようなプレーを展開できず、5-7、6-7(4)のストレートで敗退。複数の海外メディアによれば、アルカラスは試合中にボールの弾み方や球足に不満をあらわにしていたという。

 敗戦後の記者会見では、屋根が閉まっていた2日前の初戦(2回戦)と、開いていたこの日の試合ではコートコンディションが大きく異なっていたと指摘し、次のように語った。

「初戦では球足が本当に速いと感じたけど、今日はボールが膨らんだように感じられ、球足も少し遅く感じた。わずか2日間でこれほどコンディションが違うのは奇妙なことだ。なぜなのかはわからないが、大会側はこの点を見直すべきだと思う」
 
 一方、大金星を挙げたベルグスは、会見でボールやコートの状態について問われると、この日使用されたボールは前週の「木下グループ ジャパンオープン」(日本・東京/ハード/ATP500)と全く同じものだったとし、「ボール自体に問題があったとは思わない」と主張。ただし、時折コート上で不規則なバウンドが発生していたことは認めている。

「ボールが不規則に弾むことがあったのは確かだ。ウォーミングアップの時からそう感じていたし、10球か20球に1回くらいは奇妙な弾み方をしていたと思う。それを否定するつもりはないけど、ただ、全体的には今大会のコートもボールも非常に良い状態だと思う」

 その上でベルグスは勝因について「今日のコートコンディションを考慮しながら、試合に向けて非常に良い準備ができたと思う」とコメント。「ゲームプランを立てることと、それを実行することは全く別の話だ」としつつ、アルカラスのようなトップ選手に対しては、「訪れたチャンスを生かすこと」が重要だと強調した。

 同じ条件下で戦いながら、明暗が分かれた両者。ベルグスにとっては、自信を深める大きな1勝となったに違いない。

文●中村光佑

【動画】ベルグスがアルカラスから大金星を挙げた「上海マスターズ」3回戦ハイライト

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