現地時間10月19日に開幕した男子テニスツアー公式戦「アルマトイ・オープン」(カザフスタン・アルマトイ/室内ハードコート/ATP250)に出場する元世界ランキング5位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア/現22位)が、大会前のインタビューで近年の男子テニス界におけるプレースタイルの変化について、自身の見解を示した。
これまでにツアー通算14勝を誇る28歳のルブレフは今季、4月の「バルセロナ・オープン」(スペイン・バルセロナ/クレーコート/ATP500)で準優勝を飾ると、7月の「ノルデア・オープン」(スウェーデン・バスタッド/クレー/ATP250)では優勝。先月の「杭州オープン」(中国・杭州/ハード/ATP250)でも決勝に進出したが、最後は同胞の元1位ダニール・メドベージェフ(30歳/現5位)に敗れ、今季2勝目を逃した。
一方、四大大会では「全仏オープン」(フランス・パリ/クレー)の4回戦進出が最高成績にとどまり、「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝)では初戦敗退。また直近の「ロレックス上海マスターズ」(中国・上海/ハード/ATP1000)でも、予選勝者の坂本怜(20歳/同124位)にストレート負けするなど、安定した結果を残せずにいる。
そうした中、ルブレフは現代テニスの変化について言及。ここ10年ほどの間に若手選手のレベルが向上した理由を問われると、ラケットやボールの進化に加え、選手たちが新たな知識を取り入れていることを指摘した。その上で、自身がプロとして活動を始めた頃と現在では、試合の展開が大きく異なっていると語った。
「以前は戦術的にどうプレーするか、どこにボールを打つか、どう守るか、長いラリーをどう戦うかが非常に重要だった。加えて持久力も必要だったし、様々な要素を組み合わせる必要があった。ところが今のテニスは大きく変わり、2、3球でポイントが決まるようになった」
さらにルブレフは、近年のテニスではショットの威力が増しているとも指摘。身長の高くない選手でも時速210キロを超えるサービスを放つようになったとし、パワーの重要性が高まっているとの認識を示した。ただし、こうした変化を否定的に捉えているわけではないという。
「テニスは良くなったわけでも、悪くなったわけでもない。単に以前とは違うものになった」
その一方で、現在のツアーにも、強打を武器としながら状況に応じて戦術的にラリーを組み立てられる選手が数人いると説明。そうした選手たちは、必要な場面でポジショニングや配球を工夫することで優位に立っていると分析した。
力強いストロークを持ち味とするルブレフでさえ、テニスの変化を肌で感じている様子だ。今後、選手たちにはこれまで以上に柔軟な対応力が求められるのかもしれない。
文●中村光佑
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これまでにツアー通算14勝を誇る28歳のルブレフは今季、4月の「バルセロナ・オープン」(スペイン・バルセロナ/クレーコート/ATP500)で準優勝を飾ると、7月の「ノルデア・オープン」(スウェーデン・バスタッド/クレー/ATP250)では優勝。先月の「杭州オープン」(中国・杭州/ハード/ATP250)でも決勝に進出したが、最後は同胞の元1位ダニール・メドベージェフ(30歳/現5位)に敗れ、今季2勝目を逃した。
一方、四大大会では「全仏オープン」(フランス・パリ/クレー)の4回戦進出が最高成績にとどまり、「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝)では初戦敗退。また直近の「ロレックス上海マスターズ」(中国・上海/ハード/ATP1000)でも、予選勝者の坂本怜(20歳/同124位)にストレート負けするなど、安定した結果を残せずにいる。
そうした中、ルブレフは現代テニスの変化について言及。ここ10年ほどの間に若手選手のレベルが向上した理由を問われると、ラケットやボールの進化に加え、選手たちが新たな知識を取り入れていることを指摘した。その上で、自身がプロとして活動を始めた頃と現在では、試合の展開が大きく異なっていると語った。
「以前は戦術的にどうプレーするか、どこにボールを打つか、どう守るか、長いラリーをどう戦うかが非常に重要だった。加えて持久力も必要だったし、様々な要素を組み合わせる必要があった。ところが今のテニスは大きく変わり、2、3球でポイントが決まるようになった」
さらにルブレフは、近年のテニスではショットの威力が増しているとも指摘。身長の高くない選手でも時速210キロを超えるサービスを放つようになったとし、パワーの重要性が高まっているとの認識を示した。ただし、こうした変化を否定的に捉えているわけではないという。
「テニスは良くなったわけでも、悪くなったわけでもない。単に以前とは違うものになった」
その一方で、現在のツアーにも、強打を武器としながら状況に応じて戦術的にラリーを組み立てられる選手が数人いると説明。そうした選手たちは、必要な場面でポジショニングや配球を工夫することで優位に立っていると分析した。
力強いストロークを持ち味とするルブレフでさえ、テニスの変化を肌で感じている様子だ。今後、選手たちにはこれまで以上に柔軟な対応力が求められるのかもしれない。
文●中村光佑
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