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海外テニス

USTAが全米OPの賞金額と選手の経済支援を発表!1回戦敗退の賞金が昨年比5%増【海外テニス】

東真奈美

2020.08.06

8月31日から開幕する全米OPは、予選とダブルスのドロー数を減らしたぶん、選手救済支援を公約した。(C)Getty Images

8月31日から開幕する全米OPは、予選とダブルスのドロー数を減らしたぶん、選手救済支援を公約した。(C)Getty Images

 この2020年、世界経済は新型コロナウイルスの世界大流行に伴い、戦後最悪のマイナス成長を見込まれている。そんな中、USTA(全米テニス協会)は公式サイトで、8月31日から開幕を予定している全米オープンテニスの賞金額を発表し、COVID-19パンデミック後の選手への財政的救済活動を公約した。

 今大会参加選手には、総額5,340万ドル(約56億円)が約束された。これは記録的な賞金と言われた昨年のほぼ95%に相当する。男女シングルスでは、1回戦の賞金は2019年比5%増の5万8000ドル(約610万円)から6万1000ドル(約640万円)に増えており、2回戦、3回戦の賞金は据え置きとなっている。男女ダブルスでは、ベスト32、ベスト16、ベスト8の賞金も前年と同じだ。

 さらにUSTAは、約5カ月間のツアーの中断により、収入の機会が減少した選手への更なる経済支援のために、総額760万ドル(約8億円)を拠出することにした。すでにプレーヤー救済プログラムに100万ドル(約1億1千万円)寄付しているのに加えて、今年のUSオープン予選の中止と、ダブルスのドロー数を減らしたことで、さらに660万ドル(約6億9千万円)の助成金と補助金を提供する。
 
 これらの資金は、WTA (女子テニス協会)とATP(男子プロテニス協会)で均等に配分され、それぞれの団体が選手への分配方法を決定し、他の試合やまた収入を得る機会を作るために運用されるそうだ。

 USTAのCEO兼エグゼクティブ・ディレクターのマイク・ドーズ氏は「2019年の賞金総額のほぼ95%を維持する選手報酬パッケージを提供できること誇りに思います」「今回の賞金配分は、USTA、WTA、ATPが、協議した結果です。これは非常に困難な時期に、我々が選手たちをサポートする約束の証です」と語った。

■2020年全米オープンのラウンド別個人賞金額
【シングルス】
優勝:300万ドル(約3.1億円)
準優勝:150万ドル(約1.5億円)
ベスト4:80万ドル(約8,400万円)
ベスト8:42万5000ドル(約4,400万円)
ベスト16:25万ドル(約2,600万円)
ベスト32:16万3000ドル(約1,700万円)
ベスト64:10万ドル(約1,000万円)
ベスト128:6万1000ドル(約640万円)

【ダブルス(チームとして) 】
優勝:40万ドル(約4,200万円)
準優勝:24万ドル(約2,500万円)
ベスト4:13万ドル(約1,300万円)
ベスト8:9.1万ドル(約950万円)
ベスト16:5万ドル(約520万円)
ベスト32:3万ドル(約310万円)

文●東真奈美

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