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海外テニス

大坂なおみがベスト8進出!前哨戦で手こずったコンタベイトに完勝【全米テニス】

スマッシュ編集部

2020.09.07

4回戦で前哨戦でも戦ったコンタベイトと対戦した大坂なおみ(C)GettyImages

4回戦で前哨戦でも戦ったコンタベイトと対戦した大坂なおみ(C)GettyImages

 全米オープンテニス(アメリカ/ニューヨーク)は大会7日目の9月6日(現地時間)、女子シングルス4回戦が行なわれ、第4シードの大坂なおみはアーサー・アッシュ・スタジアムのナイトセッション第2試合に登場。第14シードのアネット・コンタベイト(エストニア)に6-3、6-4で勝利し、ベスト8進出を決めた。

 この日の大坂は、自警団員に射殺された17歳の黒人の少年「トレイボン・マーティン」くんの名が記された黒マスクを身につけて入場した。

 コンタベイトは現在21位の24歳。2人は前哨戦のウェスタン&サザン・オープン準々決勝で、フルセットを戦ったばかりで、その時は大坂が勝利した。試合前のインタビューで大坂は、「自分がいい姿勢で臨むことが大事」と気持ちを引き締めて試合に入った。

 その集中力の高さはスコアにすぐに現れ、1ゲーム目から大坂がブレーク。すぐに立て直したコンタベイトは、ストロークのコースを打ち分けてラリーでポイントを取りに来たが、大坂は走ってしっかりと返球し、鍛えてきたフォットネスの高さを見せつける。

 大坂のサービスゲームでは、サービスを軸に簡単にキープを続け、危なげなく第1セットを6-3で取った。このセットのセカンドサービスでのポイント獲得率は86%と高く、ここでもツアー中断中に強化してきたサービスの成果を見せた。
 
 サービスの調子が良い大坂は、第2セットでも安定してゲームをキープ。リターンゲームではブレークチャンスをうかがっていくが、コンタベイトも攻めの姿勢を崩さず食い下がる。

 激しいショットの応酬となりキープが続くが、第10ゲームでブレークに成功し、6-4で勝利を挙げた。

 準々決勝の相手は、ノーシードで93位のシェルビー・ロジャース(アメリカ)。4回戦で第6シードのペトラ・クビトワをフルセットで下した27歳。

 大坂にとっては0勝3敗と負け越している相手だが、最後の対戦は2017年なので、あまり参考にはならないだろう。トップハーフの4回戦では、クビトワに加えて、第8シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)、全米優勝経験者で元1位のアンジェリーク・ケルバー(ドイツ)も姿を消した。大坂の決勝までの視界は良好だ。

構成●スマッシュ編集部

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