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海外テニス

錦織圭、1年ぶりの公式戦は世界47位の若手選手と。西岡とのダブルスで『ニシニシ』ペアも実現

スマッシュ編集部

2020.09.08

久々の公式戦となる錦織。新コーチを迎え、プレーにどのような変化が見られるのかにも注目だ。(C)GettyImages

久々の公式戦となる錦織。新コーチを迎え、プレーにどのような変化が見られるのかにも注目だ。(C)GettyImages

 9月8日から開幕の男子テニスツアー『ジェネラリ―・オープン(オーストリア/キッツビュール)』のドロー抽選会が、現地7日に行なわれた。約1年ぶりにツアー復帰となる第6シードの錦織圭は、世界ランク47位のミオミル・ケツマノビッチ(セルビア)と初戦を戦う。

 昨年の全米オープンから、右ヒジのケガによりツアーを離れている錦織。新型コロナウイルスの影響によるツアー中断後、8月中旬から開催された『ウェスタン&サザン・オープン(アメリカ/ニューヨーク)』で復帰予定だったが、自身も新型コロナウイルスに感染し、同大会と翌週の『全米オープン(アメリカ/ニューヨーク)』をスキップしていた。

 対するケツマノビッチは、ノバク・ジョコビッチを擁するセルビアが、次なるスター選手として期待を寄せる21歳の若手。昨年には、21歳以下の若手選手トップ8が出場する『ネクストジェン・ファイナルズ(イタリア/ミラノ)』の出場権を獲得し、準決勝まで進出した。
 
 両者は今回が初めての対戦。フォアハンドが得意と語るケツマノビッチだけに、錦織との対戦でも激しいストローク戦が予想されるが、元ダブルス世界1位のマックス・ミルニー氏を陣営に迎えた錦織は、ここ数カ月でボレーの強化に取り組んできた。その成果が、早速この試合で見られるかもしれない。そういった意味でも、非常に楽しみな対戦だ。

 この他、日本からは世界ランク49位の西岡良仁も本戦入りしており、初戦で第7シードのギド・ペラ(アルゼンチン)とぶつかる。9月1日の全米オープン1回戦で、元世界1位のアンディー・マリーを追い詰めるほどの健闘ぶりを見せた西岡。今大会でも粘り強いテニスで、クレーコートを駆け回ってくれるはずだ。

 また、錦織、西岡の2人はダブルスにもペアを組んでエントリー。ダブルス第1シードの、マルセル・グラノラーズ/オラシオ・ゼバリョス組と対戦することが決まった。こちらも、日本のテニスファンにとっては堪らないカードだろう。『ニシニシ』ペアの活躍にも期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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