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海外テニス

ブックメーカーは「大坂なおみ優位」も、11連勝中、元世界女王のアザレンカは決して"侮れない相手"【全米テニス】

スマッシュ編集部

2020.09.12

果たして大坂なおみとアザレンカによる全米決勝はブックメーカーの予想通りとなるか…。(C)GettyImages

果たして大坂なおみとアザレンカによる全米決勝はブックメーカーの予想通りとなるか…。(C)GettyImages

 全米オープンテニス(アメリカ・ニューヨーク)女子シングルスで、2年ぶりに決勝進出を果たした大坂なおみが、いよいよ現地9月12日に“V2”を懸けて、元世界1位のビクトリア・アザレンカと対戦する。

 通算対戦成績で大坂が2勝1敗とリードする点や、今年から彼女を指導するウィム・フィセッテがかつてアザレンカのコーチを務めていたことなどもあってか、海外のブックメーカー(賭け屋)の予想は概ね「大坂優位」で固まっている。

 とはいえ、2つのグランドスラムタイトルを持つ元世界女王のアザレンカは、現在ランキングこそ大坂を下回るが、2週間前の前哨戦では「母親になってから初めてのタイトル」を獲得するなど、今回の全米を含め現在11連勝中と絶好を維持。決して侮れるような相手ではない。

 しかも通算戦績で負け越している宿敵セレナ・ウィリアムズを破った今大会準決勝後は、「自分のやってきたことを信じて落ち着いてプレーすることを心掛けている。身体も動けているしエネルギーは出せた」と思うように戦えている満足感を口にしている。

 本来ならば大坂とは全米前哨戦決勝で対戦するはずだったが、この時は大坂が左太ももの負傷で棄権したためアザレンカの不戦勝となった。そのこともあってか再び大坂と全米で対峙することになったことを「(対戦が)待ち遠しいです。彼女はパワフルで素晴らしいラリーができる選手だから、私も楽しんでプレーしようと思っています」と目を輝かせる。

 2年ぶり2度目の全米制覇を狙う22歳の大坂なおみ。片や7年ぶり3度目の全米決勝進出を果たした31歳のアザレンカ。果たして両者の戦いは、ブックメーカーの予想通りの結果となるのか。注目の一戦が迫っている。
 
■大会スケジュール
9月12日(土)/女子シングルス決勝
大坂なおみ[4](日本)対ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
アーサー・アッシュ・スタジアム
※現地16時開始(日本時間13日・5時)
※名前の後の数字はシード

◆ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)
1989年7月31日生まれ(31歳)。ベラルーシ。183cm、右利き。6歳から母親の手ほどきでテニスを始め、ジュニア部門では全豪や全仏など計6個のタイトル獲得。グランドスラム本戦では12~13年の全豪で連覇を達成。全米では12と13年に準優勝している。妊娠出産により16年7月から1年ほど戦線を離脱したが、現在は3歳になる息子ともにツアーを転戦。全米前哨戦である20年のウエスタン&サザン・オープンでは、母親になって初めてタイトルを獲得し、通算21勝とした。WTAランキング27位(8月31日付)。キャリアハイは1位(2012年1月30日付)。

構成●スマッシュ編集部

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