車いすテニスの国枝慎吾が、先月の全米オープンで“グランドスラム車いすテニス最多優勝数（45回）”を更新したことにより、自身５つ目のギネス世界記録を獲得。７日には『ギネスワールドレコーズジャパン』が公式ツイッター（@GWRJapan）を更新し、公式認定証のオンライン贈呈式の様子を公開している。

　36歳の現在も世界のトップで活躍を続ける国枝。これまでも、パラリンピック車いすテニス男子シングルス最多優勝数（２回）、車いすテニス男子シングルス最多連続勝利数（106回）、グランドスラム車いすテニス男子シングルス最多優勝数（24回）、グランドスラム車いすテニス男子ダブルス最多優勝数（21回）と、４つのギネス世界記録を保持していたが、今回はこれにもうひとつ加わって自身５つ目の記録認定となった。
  　ツイッターに掲載された１分16秒間の動画では、爽やかな笑顔で公式認定証を受け取り、「ギネスワールドレコード頂きました」と報告する様子が収められている。最後は「またこれを伸ばせるように頑張ります」と意気込みを明かし、「ありがとうございます」とファンへの感謝を伝えた。

　現在は、フランス・パリで開催されている『全仏オープン』に出場中で、シングルス初戦で地元フランスのフレデリック・カタネオとの対戦が決定している国枝。今大会で２年ぶり８回目の全仏優勝とともに、グランドスラム46個目のタイトル獲得となるか。車いすテニスの生けるレジェンドの活躍に期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部