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国内テニス

西岡良仁が感じたBIG4の印象。フェデラーと対戦した時は他の選手とは異なる特別な思いに…

THE DIGEST編集部

2020.12.19

日本の次世代エースの座を狙う西岡がテニス界のBIG4と対戦した印象を語った。(C)Getty Images

日本の次世代エースの座を狙う西岡がテニス界のBIG4と対戦した印象を語った。(C)Getty Images

 テニス世界ランキング56位の西岡良仁(ミキハウス)が、19日、HISが主催するオンライントークイベントに出席した。

 兄で選手のコーチを務める靖雄氏もゲストとして参加。兄弟ならではのエピソードなども交え、軽快なトークを繰り広げた。

 テニス界のBIG4と呼ばれるノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダル、ロジャー・フェデラー、アンディ・マリー全員と対戦経験のある西岡はそれぞれの印象を語る。

 まずジョコビッチは「今現在一番強い選手」とし、「相性も含め今すぐには勝てないと思わされた」と感じたそうで「ボールコントロールが正確。粘っているだけという印象を見ている人は感じるかも知れませんが、そのボールの1球1球の質がめちゃくちゃ高いので攻められない。彼が打っているボールのベースと、僕の打ちたいボールのそもそものレベルが違いすぎた。ベースの差をすごく感じた」と、ネットを挟んで実感した思いを告白した。

 そしてナダルについては「ATPカップではかなり攻められるようになってきた。ここがかなり自分の成長した部分。ナダル選手に対しては自分でも作戦を持っていたのと、相性的なものもあり、かなりチャンスはあったのですが、欲しいゲームだったりとか大事なポイントで見せつけられるトップの強さというのを持っている」と語る。
 
 ただしフェデラーと対戦した時は特別な感情に襲われたそうで、「正直うれしかったですね。まずフェデラー選手と試合ができるってことに感動してしまいました。多くの人が持っている“完璧な方”と言う印象を僕も持っていて、コートに入ったときはすごく緊張して、久々にどうやってプレーしていいかわからなくなってしまった唯一の相手」と、素直な思いを語った。

 マリーは今年の全米オープンでマッチポイントを握られつつも逆転負けを喫した相手。「粘り強さが打たれてからのリカバーがうまい印象。もちろん全盛期と比べるとかなり落ちてはいると思うんですけど、人工股関節を入れ、復帰してきた状況の中でよくこれだけのレベルに戻って来れるんだなとびっくりした部分があった。あの試合は(自分が)勝たないといけない試合だったと思うけど、そこで元トップ選手の意地を見せつけられた」と思いを述べた。

 こういった相手とは「正直1回戦とかは嫌です」と、グランドスラムの1回戦では対戦したくないと本音を語る西岡。来年2月に開催される全豪オープンでは勝ち上がっていっての対戦を期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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