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海外テニス

ジョコビッチが“1位在位300週”を達成!フェデラーの最長記録まであと10週

中村光佑

2020.12.22

2020年年間ランク1位のトロフィーを掲げるジョコビッチ。このまま続けば来年3月にはフェデラーの大記録を抜く。(C)Getty Images

2020年年間ランク1位のトロフィーを掲げるジョコビッチ。このまま続けば来年3月にはフェデラーの大記録を抜く。(C)Getty Images

 現地12月21日、ATP(男子プロテニス協会)は男子テニスの世界ランキングを発表。ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が世界1位の在位期間で300週とし、ロジャー・フェデラー(スイス)に次ぐ2人目の快挙を成し遂げた。

 これにより、ジョコビッチはフェデラーの通算310週にあと10週と迫っており、このまま世界1位の座をキープした場合、2021年の3月8日に記録を更新する可能性が高まっている。

 2020年のジョコビッチは41勝5敗の驚異的な成績を残しており、8月にはウェスタン&サザン・オープン(アメリカ/ニューヨーク)の優勝で、2度目の「ゴールデン・マスターズ」(9大会あるマスターズ1000を全て制覇)を達成した。また、ピート・サンプラス氏に並ぶ6回目の年間1位も獲得。まさに記録ずくめの1年だった。

 今年の初めには「自分には今プロとしての大きな目標が2つある。ロジャー(フェデラー)の記録である1位在位の最長記録を超え、できるだけ多くのグランドスラムを勝ち取ることだ」と話していたジョコビッチ。

 また、「前からそのように言っていたから、それに向けて努力しているんだ。今、僕は良い場所にいて、良いポジションにいる。健康を維持して、良いプレーを続けられることを願っている」と決意も口にしていたが、早くもジョコビッチの言葉は現実味を帯びつつある。
 
 一方でジョコビッチは「またロジャーが戻ってきてくれれば、テニス界にとって素晴らしいことになるだろうね」と右ヒザのケガで戦列を離れているフェデラーを気遣うコメントを残している。

 これまで幾多のタイトルを総なめにしてきたジョコビッチ。若手プレーヤーの台頭も見られるが、今後も変わらず「ビッグ3」(ジョコビッチ、ナダル、フェデラー)の一角としてテニス界を引っ張ってほしい。

文●中村光佑

【PHOTO】テニス史上に残る名プレーヤー、ジョコビッチの厳選ショット!

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