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大坂なおみが今季初勝利! 全豪オープンテニス前哨戦で元11位を圧倒し好調なスタートを切る〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.02.02

鋭いショットを打ち込む大坂なおみ。(C)Getty Images

 女子テニス世界3位の大坂なおみが、全豪オープンの前哨戦であるギプスランド・トロフィー(オーストラリア・メルボルン/WTA500)に第2シードで登場。2月2日に2回戦が行なわれ、フランスのアリーゼ・コルネを、6-2、6-2のストレートで破り今季初勝利を挙げた。

 大坂にとっては、昨年9月に全米オープンで優勝して以来の公式戦。1月29日はセレナ・ウィリアムズとのエキジビションマッチを戦い、敗れたものの大会に向けて良い調整となっただろう。

 2回戦の相手であるコルネとは今回が初対戦。現在はWTA53位ながら、自己最高は11位まで行った31歳のベテランだ。

 試合は第1ゲームからコルネがダブルフォールトを2つ犯した好機を見逃さず、力強いストロークでブレークに成功した。

 大坂はサービスでもフラットサービスや高く跳ねるサービスをミックスして的を絞らせない。リターンも鋭いショットが深くに決まり、ラリーでは完全に主導権を握って、4-0と文句のつけようのないスタートを切った。
 
 その後、多少ミスが出るものの、6-2で第1セットを手中に収めた。サービスエースは3本、ファーストサービスが入った時のポイント獲得率は78.6%で、順調な第1セットだった。

 第2セットに入ると、コルネが調子を上げてきたが、大坂はサービスで流れを断ち切ると、先にブレークし2-1とリードする。大坂は伸びのあるボールで相手を左右に動かしたりと、公式戦1試合目にしては、十分なパフォーマンスを披露して、6-2、6-2で、うれしい勝利を挙げた。

 3回戦の相手はイギリスのケイティ・ボールター。現在WTA371位の24歳。キャリアハイは82位で昨年はITFツアーを主戦場にしていた。しかし、今大会は1回戦を突破し、2回戦では第14シードのコリ・ガウフ(アメリカ)に勝利し3回戦まで勝ち上がってきている。戦績は大坂の2勝0敗。勢いに乗る選手を止めて、全豪オープンに向けて調子を上げていけるか。

 今回の大坂のウェアは白のワンピース。バイザーやリストバンドに加えて、ラケットやシューズも白基調で統一されており、ブルーのコートによく映える。シューズには「大坂」との文字が書かれている点も注目だ。

構成●スマッシュ編集部

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