テニス四大大会「全豪オープン」(2月8日~21日/オーストラリア・メルボルン)は、大会初日となる8日に男子シングルス1回戦を実施。世界ランク41位の錦織圭が、同16位で第15シードのパブロ・カレノブスタ(スペイン)に、5-7、6-7、2-6で1回戦敗退となった。
錦織は約2週間におよぶ完全隔離を経て、前哨戦のATPカップに出場。2試合を戦うも、「まだ多くの感覚を失っている」という状態。調子のアップダウンがある点や、体力面など、試合を始めてみなくてはわからない不確定要素も多い。
相手のカレノブスタとの過去の対戦は、19年全豪オープン4回戦で、2セットダウンから逆転勝利した1回のみ。簡単にポイントをくれない選手だけに、1回戦としては厳しい相手である。
声を上げて気合いがみなぎるカレノブスタに対し、錦織は静かな立ち上がり。お互い2ゲームブレークして5-5となる。そのゲームで錦織がブレークされると、5-7で第1セットを奪われた。第1セットのファーストサービスの平均が時速160キロと、スピードが出ない錦織は、キープに苦しんでいる様子。
第2セットで錦織は良い滑り出しを見せるが、ブレークのチャンスを相手のサービスエースで凌がれる。ラリーになると、カレノブスタはしぶとく返球してくるが、錦織はそれを上回っていく場面が多くなる。
5-5の錦織のサービスゲームではネットプレーを織り交ぜ、サービス&ボレーも見事に決まり気持ち良くキープ。次のゲームではミスが目立ち、タイブレークへ突入した。一進一退の状況が続いたが、決めたいところでミスが出た錦織が第2セットを失った。第2セットでのミスは、カレノブスタの13本に対し、錦織は20本と歯がゆい時間が続く。
2セットダウンして後がなくなった錦織。「頑張れー」との声援がかかるも、疲労のためか動きが悪くなりショットの精度が落ちていく。2年前のような逆転勝利はかなわず、5-7、6-7、2-6で敗れた。
今年初のグランドスラムで1回戦敗退は残念な結果だが、現在の状況を考えれば致し方ない。これから試合勘や体力を取り戻して、ツアーでの活躍を期待したい。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】錦織圭、19年シーズンの4大大会を奮闘した厳選ギャラリー!!
錦織は約2週間におよぶ完全隔離を経て、前哨戦のATPカップに出場。2試合を戦うも、「まだ多くの感覚を失っている」という状態。調子のアップダウンがある点や、体力面など、試合を始めてみなくてはわからない不確定要素も多い。
相手のカレノブスタとの過去の対戦は、19年全豪オープン4回戦で、2セットダウンから逆転勝利した1回のみ。簡単にポイントをくれない選手だけに、1回戦としては厳しい相手である。
声を上げて気合いがみなぎるカレノブスタに対し、錦織は静かな立ち上がり。お互い2ゲームブレークして5-5となる。そのゲームで錦織がブレークされると、5-7で第1セットを奪われた。第1セットのファーストサービスの平均が時速160キロと、スピードが出ない錦織は、キープに苦しんでいる様子。
第2セットで錦織は良い滑り出しを見せるが、ブレークのチャンスを相手のサービスエースで凌がれる。ラリーになると、カレノブスタはしぶとく返球してくるが、錦織はそれを上回っていく場面が多くなる。
5-5の錦織のサービスゲームではネットプレーを織り交ぜ、サービス&ボレーも見事に決まり気持ち良くキープ。次のゲームではミスが目立ち、タイブレークへ突入した。一進一退の状況が続いたが、決めたいところでミスが出た錦織が第2セットを失った。第2セットでのミスは、カレノブスタの13本に対し、錦織は20本と歯がゆい時間が続く。
2セットダウンして後がなくなった錦織。「頑張れー」との声援がかかるも、疲労のためか動きが悪くなりショットの精度が落ちていく。2年前のような逆転勝利はかなわず、5-7、6-7、2-6で敗れた。
今年初のグランドスラムで1回戦敗退は残念な結果だが、現在の状況を考えれば致し方ない。これから試合勘や体力を取り戻して、ツアーでの活躍を期待したい。
構成●スマッシュ編集部
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