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海外テニス

「願わくはトップ5に」第5シードに快勝の錦織が目標を設定。「この2週間は良いプレーができている」と手応えも〈SMASH〉

中村光佑

2021.03.17

復帰後好調なプレーを見せている錦織。(C)Getty Images

復帰後好調なプレーを見せている錦織。(C)Getty Images

 男子テニスツアー「ドバイ選手権」(3月14日~20日/アラブ首長国連邦・ドバイ/ハード/ATP500)は現地16日にシングルス2回戦を実施。世界ランキング41位の錦織圭が第5シードで同13位のダビド・ゴファン(ベルギー)に6-3、7-6(3)のストレートで勝利し、3回戦に駒を進めた。

 序盤からキレのある動きを見せる錦織は、攻撃的なストロークを軸にゴファンを圧倒して第1セットを先取。第2セットでは終盤にブレーク合戦となるも、最終的にはタイブレークを制した錦織が見事勝利をつかみ取った。

 試合後のオンコートインタビューに応じた錦織は「第2セットでは自分のサービスゲームで彼(ゴファン)に押し込まれた。サービング・フォー・マッチも数回あったのに、決めきることができなかった」と反省しながらも、「集中を保つのが難しかったが、もう1セットやるのは大変だと思って、2セットで終えようとタイブレークでは気合いを入れ直した」と勝因を語った。
 
 その後の記者会見では、メディアから現在のコンディションについて問われ、「トップ50の対戦相手に対して、もっと状態を上げていく必要はあるけど、今は勝利へのチャレンジを楽しんでいる。この2週間は良いプレーができていると感じる」と調子の良さをアピール。

 最後に「ほとんどの選手がいいプレーをしているから長い道のりにはなると思うけど」と前置きした上で、「トップ10、願わくはトップ5に戻ることを目指している」と今後の目標を明かした。

 錦織は現地17日の午後7時(日本時間18日午前0時)以降に行なわれる3回戦で、アリアス・ベデネ(スロベニア/59位)と対戦する。

文●中村光佑
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