男子テニスツアー『マドリード・オープン』(5月2日~5月9日/スペイン・マドリード/クレー/ATP1000)では、現地5月4日に男子シングルス1回戦を実施。世界ランク43位の錦織圭がセンターコート第1試合に登場し、同23位のカレン・ハチャノフ(ロシア)に6-7(6)、6-2、6-2で勝利した。
両者の過去の対戦成績は錦織から見て2勝2敗(錦織の途中棄権を含む)。直近の試合は2018年のウィーン(インドアハード)で、その時は錦織がストレートで勝利している。クレーでの対戦は今回が初めてだった。
錦織は右足の負傷で前週のエストリル・オープンを欠場しており、ケガの状態が気になるところだったが、どうやら心配はなさそうだ。長いラリー戦でも持ち前の細やかなステップでしっかり食らいつき、第3ゲームでブレークを先行するなど序盤は好調な滑り出しを見せた。
その後は互いにブレークを奪い合い、第1セットはタイブレークに突入。こちらも終盤までミニブレーク合戦となり、一時は錦織にもセットポイントが訪れたがこれは生かせず。逆に6ー7とピンチの場面で錦織がバックハンドをネットにかけて、セットを落としてしまった。
第2セットでも先にブレークしたのは錦織。攻撃的なリターンから、ストロークを左右に振り分けてラリーを優位に進め、3-0とリードした。その後もペースを譲らず、ハチャノフサービスの第8ゲームを再びブレーク。6-2でセットを奪い返した。
最終セットは、第2ゲーム途中で指の切り傷から出血したハチャノフが、治療を受けるために試合が一時中断、約7分後に再開された。良い流れだっただけに錦織にとっては少し嫌な中断だったが、ペースを崩すことなく巧みなラリーの組み立てから第4ゲームでブレークに成功する。
その後も、得意とするバックハンドのダウン・ザ・ラインや角度のついたフォアハンドクロスなど、安定感のあるストロークで危なげないプレーを見せる錦織が、第8ゲームでダメ押しのブレーク。2時間18分で逆転勝利を決めた。
勝利した錦織は2回戦で第5シードで世界ランク6位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。
構成●スマッシュ編集部
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両者の過去の対戦成績は錦織から見て2勝2敗(錦織の途中棄権を含む)。直近の試合は2018年のウィーン(インドアハード)で、その時は錦織がストレートで勝利している。クレーでの対戦は今回が初めてだった。
錦織は右足の負傷で前週のエストリル・オープンを欠場しており、ケガの状態が気になるところだったが、どうやら心配はなさそうだ。長いラリー戦でも持ち前の細やかなステップでしっかり食らいつき、第3ゲームでブレークを先行するなど序盤は好調な滑り出しを見せた。
その後は互いにブレークを奪い合い、第1セットはタイブレークに突入。こちらも終盤までミニブレーク合戦となり、一時は錦織にもセットポイントが訪れたがこれは生かせず。逆に6ー7とピンチの場面で錦織がバックハンドをネットにかけて、セットを落としてしまった。
第2セットでも先にブレークしたのは錦織。攻撃的なリターンから、ストロークを左右に振り分けてラリーを優位に進め、3-0とリードした。その後もペースを譲らず、ハチャノフサービスの第8ゲームを再びブレーク。6-2でセットを奪い返した。
最終セットは、第2ゲーム途中で指の切り傷から出血したハチャノフが、治療を受けるために試合が一時中断、約7分後に再開された。良い流れだっただけに錦織にとっては少し嫌な中断だったが、ペースを崩すことなく巧みなラリーの組み立てから第4ゲームでブレークに成功する。
その後も、得意とするバックハンドのダウン・ザ・ラインや角度のついたフォアハンドクロスなど、安定感のあるストロークで危なげないプレーを見せる錦織が、第8ゲームでダメ押しのブレーク。2時間18分で逆転勝利を決めた。
勝利した錦織は2回戦で第5シードで世界ランク6位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。
構成●スマッシュ編集部
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