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錦織圭3回戦進出ならず。世界6位のズベレフにパワーで押されて敗退<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.05.05

クレーコートでも随所に錦織らしいプレーを見せたが、ズベレフに敗退。(C)Getty Images

 男子テニスツアー『マドリード・オープン』(5月2日~5月9日/スペイン・マドリード/クレー/ATP1000)では、現地5月5日に男子シングルス2回戦を実施。世界ランク43位の錦織圭が、同6位で第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦し、3-6、2-6で2回戦で姿を消すことになった。

 両者の過去の対戦成績は錦織から見て1勝2敗。錦織の勝利は2018年モンテカルロのクレーで挙げたもの。2敗はハードコートで喫している。錦織はボールが良く飛ぶ高地での「ビッグサーバー」との対戦に警戒感を持って試合に臨んだ。

 先にブレークしたのは錦織だったが、すぐさまブレークバックされ3-3となる。ズベレフはリターンから攻めるだけでなく、ラリーになっても後ろから強力なフォアを放ち、バックも厳しいコースに決めてきて、錦織は劣勢に立たされる。第1セットの最後のポイントでは、センターにサービスエースを取られて、3-6で落とした。
 
 ズベレフは時速200キロを超える高速サービスを高い確率で入れてくる。錦織はラリーに持ち込んで主導権を握ろうとするが、簡単にはいかず1-2とリードを奪われる。リターンのポジションをかなり後ろにしたり、前に入って叩いたりとゆさぶるが、ブレークするには至らず。好調なズベレフに3-6、2-6で敗退となった。

 勝利したズベレフは3回戦で、世界42位のジョン・ミルマン(オーストラリア)と同26位のダニエル・エバンス(イギリス)の勝者と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

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