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海外テニス

車いすテニスの小田凱人が日本初のジュニア世界1位に!14歳11か月での達成は史上最年少記録〈SMASH〉

スマッシュ編集部

2021.05.06

トルコ遠征で大活躍を果たした車いすテニスの小田(左)。写真:一般社団法人トップアスリートグループ

トルコ遠征で大活躍を果たした車いすテニスの小田(左)。写真:一般社団法人トップアスリートグループ

 車いすテニスの小田凱人が、車いすテニスITFジュニアランキングで日本人男子史上初めてとなる世界1位の座を獲得した。さらに14歳11か月18日での世界1位獲得は、これまでの記録(15歳1か月1日:アルフィー・ヒューイット)を更新する最年少記録となる。

 ITF公式サイトによると、小田は4月に行なわれたトルコでの複数のITF大会で、22戦無敗という圧倒的な成績を収め、4月26日に更新されたジュニアランキングで2位のベン・バートラム(イギリス)と1ポイント差で世界1位に立った。また、5月3日更新のシニアランキングでも自己最高位となる53位につけている。

 これらの快進撃で打ち破った相手には、ジュニアランキング元1位の選手や、シニアツアーで活躍する上位選手らも含まれていた。また、シニア大会初優勝やシニア単複&ジュニア単の3冠達成など、記録尽くしの数週間となったが、小田自身も今回の活躍に「もちろん、驚きました」とITFのインタビューで明かしている。
 
 新型コロナウイルス感染拡大で大会に出られない間は、自宅でのトレーニングや基礎練習をひたすらこなしていたというが、上位選手を相手にしても十分な差をつけながら勝利できたことは「自分がやってきたこと、積み上げてきたものは間違っていなかった」と自信につながったという。

 今回の活躍には、彼の“精神的な強さ”が大きく関係しているようだ。小田は「厳しい状況にあっても精神的な強さでは誰にも負けないことを改めて実感しました。実際、相手のマッチポイントから挽回できた試合もありましたし、0-40の劣勢の場面から勝てたゲームもありました」と、大成功のトルコ遠征を振り返っている。

構成●スマッシュ編集部

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