男子テニスツアー『イタリア国際』(5月9日~5月16日/イタリア・ローマ/クレー/ATP1000)では、現地10日に男子シングルス1回戦を実施。世界ランク45位の錦織圭が、同28位のファビオ・フォニーニ(イタリア)を6-3、6-4のストレートで下し、同大会2年連続となる2回戦進出を決めた。
錦織とフォニーニの過去の対戦成績は、錦織から見て2勝1敗。直近の対戦は2017年のマイアミ・オープンでこの時は錦織が敗れている。ただし、クレーコートでの対戦は、2016年のマドリード・オープンで勝利して以来2度目のことだ。
元世界9位のフォニーニは昨年5月に両足首への手術を受けて同9月にツアー復帰。しばらくは本調子とはいかなかったようだが、今年に入って全豪オープンで4回戦進出、モンテカルロ・マスターズではベスト8入りするなど、以前の強さを取り戻しつつある。
そんなフォニーニを相手に、錦織は試合の立ち上がりから素晴らしいプレーを見せる。自身のサービスゲームでは、狙いすましたファーストサービスを起点に2連続でラブゲームキープ。リターンゲームでも、堅実かつ攻撃的なストローク展開でポイントを重ねる錦織が、ブレークを先行して3-0とリードする。
その後はややペースダウンして第5ゲームでブレークバックされてしまったが、第8ゲームでは再びラリー戦でフォニーニを圧倒してブレークに成功。するとここで、思うようにポイントをとれないフォニーニが、イラ立ちからラケットを2度地面に叩きつけて破壊してしまった。続くサービスゲームをキープした錦織が6-3で第1セットを先取する。
第2セットでも、ボールを左右に散らしながら攻める錦織に、クレーを得意とするフォニーニもたまらずミスを連発。第3ゲームで先にブレークを奪った錦織は、そのまま優位を譲ることなく6-4でセットを奪取。1時間19分で勝利を決めた。
今大会のコートは、クレーの中でも比較的に球足の遅いサーフェスで、さらにゲーム間では頻繁に水がまかれていた。ボールは水を吸って重くなるため、ハイスピードなストロークを攻め手の1つとする錦織にはやや不利な状況だったが、ベースライン深くへの厳しいショットやコートを広く使ったストローク配分で、うまくフォニーニのミスを誘い出していた。
勝利した錦織は2回戦で第11シードで世界ランク12位のパブロ・カレノブスタ(スペイン)と対戦する。両者の過去の対戦成績は1勝1敗で、クレーコートでの対戦は今回が初めてとなる。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】錦織圭、2021年シーズンの戦いぶりを厳選写真で特集!
錦織とフォニーニの過去の対戦成績は、錦織から見て2勝1敗。直近の対戦は2017年のマイアミ・オープンでこの時は錦織が敗れている。ただし、クレーコートでの対戦は、2016年のマドリード・オープンで勝利して以来2度目のことだ。
元世界9位のフォニーニは昨年5月に両足首への手術を受けて同9月にツアー復帰。しばらくは本調子とはいかなかったようだが、今年に入って全豪オープンで4回戦進出、モンテカルロ・マスターズではベスト8入りするなど、以前の強さを取り戻しつつある。
そんなフォニーニを相手に、錦織は試合の立ち上がりから素晴らしいプレーを見せる。自身のサービスゲームでは、狙いすましたファーストサービスを起点に2連続でラブゲームキープ。リターンゲームでも、堅実かつ攻撃的なストローク展開でポイントを重ねる錦織が、ブレークを先行して3-0とリードする。
その後はややペースダウンして第5ゲームでブレークバックされてしまったが、第8ゲームでは再びラリー戦でフォニーニを圧倒してブレークに成功。するとここで、思うようにポイントをとれないフォニーニが、イラ立ちからラケットを2度地面に叩きつけて破壊してしまった。続くサービスゲームをキープした錦織が6-3で第1セットを先取する。
第2セットでも、ボールを左右に散らしながら攻める錦織に、クレーを得意とするフォニーニもたまらずミスを連発。第3ゲームで先にブレークを奪った錦織は、そのまま優位を譲ることなく6-4でセットを奪取。1時間19分で勝利を決めた。
今大会のコートは、クレーの中でも比較的に球足の遅いサーフェスで、さらにゲーム間では頻繁に水がまかれていた。ボールは水を吸って重くなるため、ハイスピードなストロークを攻め手の1つとする錦織にはやや不利な状況だったが、ベースライン深くへの厳しいショットやコートを広く使ったストローク配分で、うまくフォニーニのミスを誘い出していた。
勝利した錦織は2回戦で第11シードで世界ランク12位のパブロ・カレノブスタ(スペイン)と対戦する。両者の過去の対戦成績は1勝1敗で、クレーコートでの対戦は今回が初めてとなる。
構成●スマッシュ編集部
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