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海外テニス

フェデラーの動きをマネしたら激変!ジュネーブOPでツアー2勝目のルードがサービス好調の理由を明かす<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.05.24

些細な変化で大きな恩恵を受けたと明かすルード。(C)Getty Images

些細な変化で大きな恩恵を受けたと明かすルード。(C)Getty Images

 現地5月22日に行なわれた「ジュネーブ・オープン」(5月17日~22日/スイス・ジュネーブ/クレー/ATP250)の決勝戦にて、世界ランク14位のデニス・シャポバロフ(カナダ)をストレートで下した同16位のキャスパー・ルード(ノルウェー)が、好調の理由を明かした。

 ルードはこの試合、ファーストサービスで79%、セカンドサービスで81%と驚異的なポイント獲得率を叩き出し、一度もブレークピンチを迎えることなく勝利を収めた。ATP公式サイトによると、ルードは試合後の会見で、サービス好調の理由について「ロジャー(フェデラー)の動きをマネたんだ」と語っているようだ。

 具体的にマネしたのは、サービス時の頭の動きで「インパクト時にもしっかりボールに顔を向ける」というフェデラー特有の動作だという。

「彼の打ち方にインスピレーションを得たんだ。彼は背が高い方ではないがビッグサーブを打つ。(マネをすることで)腕や身体の調子も良くなり、サービスに改善が見られた。コースも球速も良くなったんだ」
 
 通常は、このように目に見えてプレーを改善するためには並々ならぬ努力が必要だろう。しかし、ルード曰く今回は「簡単なことだったよ。トスを少し前めに出して、インパクトでボールを見ようとしただけだ」と、些細な変化で劇的な効果が得られたと明かしている。

 この優勝でトップ20に返り咲いたルードは、5月30日開幕の全仏オープンで上位16シードに入ることが確定するなど、大きな恩恵を受けている。

「最近プレーがうまくいっていることを実感するよ。ここ数大会では終盤まで勝ち進んでいる。ローラン・ギャロス(全仏オープン)に向けて良い自信になっているね」と、得意とするクレーコートでの大一番に向けて好調さをアピールした。

構成●スマッシュ編集部

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