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大坂なおみが全仏OP1回戦でストレート勝ち!2回戦は世界102位のボグダンと対戦<SMASH>

スマッシュ編集部

2021.05.30

会見拒否表明などコート外にも注目が集まる大坂だが、初戦を見事に突破して見せた。(C)Getty Images

 いよいよ開幕した「全仏オープン」(5月30日~6月13日/フランス:パリ/クレーコート/グランドスラム)では、大会初日のセンターコート第1試合に第2シードの大坂なおみが登場。世界ランク63位のパトリシアマリア・ティグ(ルーマニア)を6-4、7-6(4)で下し、2回戦に進出した。

 年始の全豪オープンに続き、グランドスラム2連勝に向けて今大会に臨む大坂は、開幕前から大会期間中の記者会見の拒否を表明するなどで話題に。その初戦の行方にも大いに注目が集まっていた。

 相手のティグはハードコートを得意なサーフェスに挙げている選手だが、昨年9月にクレーコート開催のイスタンブール・オープンでキャリア初優勝。直後の全仏オープンでも、3回戦進出を果たしてグランドスラムでの最高成績を記録するなど、最近はクレーコートでの好調さを見せている。

 そんなティグに立ち上がりからブレークポイントを握られた大坂だが、丁寧な配球のストロークでここを切り抜けると、第2ゲームでは2度のダブルフォールトを犯してスキを見せるティグのサービスを、果敢に攻め立ててブレークを先行する。

 サービング・フォー・ザ・セットの第9ゲームを奪われて一旦は追いつかれたものの、直後のゲームで強烈なリターンエースや、ストロークウィナーを叩き込むなどで再びブレークに成功。第1セットを6-4で獲得した。
 
 第2セットは互いにキープが続く拮抗した展開となり、タイブレークに突入。そんな中でも、セット序盤から特に安定したサービスゲームを展開していた大坂には精神的な余裕が感じられ、タイブレークでも堅実にミニブレークを重ねていく。終盤には追いつかれてしまったが、最後はティグのサービスを2連続でミニブレークして、1時間47分で勝利を決めた。

 大会前には、苦手なクレーコートでの課題として「スライドして打った後のリカバリー」を挙げていた大坂。初戦に向けてその点の強化にもしっかり取り組んだようで、左右前後に振られながらも体勢を崩さず、持ち味のパワフルなストロークで応じる場面が多く見られた。

 勝利した大坂は2回戦で世界ランク102位のアナ・ボグダン(ルーマニア)と対戦する。

構成●スマッシュ編集部

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