男子テニスツアー「マヨルカ選手権」(6月20日~26日/スペイン:マヨルカ/グラスコート/ATP250)の準決勝で第4シードのパブロ・カレノブスタ(スペイン/世界ランク13位)を3-6、6-3,6-2で下し、グラス(芝)コートのツアー大会で初の決勝進出を果たした第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア/同2位)。
試合直後の記者会見では、6月28日から開幕する「ウインブルドン」(イギリス:ロンドン/グラスコート/グランドスラム)での上位進出へ自信をのぞかせた。
メドベージェフは6月中旬に行なわれたノベンティ・オープンで1回戦敗退を喫し、ウインブルドンに向けて不安なスタートを切ったかに見えた。だが、今大会は初戦となったコレンティン・ムテ(フランス/85位)との2回戦から安定したプレーを見せており、準決勝では苦戦を強いられながらもフルセットの末に決勝へ駒を進めた。
会見でメドベージェフは「芝に慣れるには時間がかかる」と前置きしつつも、「僕のプレースタイルは、たぶん自分が思っているよりもフラットな球を打つから、芝でプレーする方が都合がいい。芝の上では自動的にプレーできるような気がする。2回戦のムテ戦の最初の方は最悪だったけど、その後はいいプレーができるようになったし、自分のレベルが上がっていることを実感していて、自信がついている」とコメント。すでにグラスコートでのパフォーマンスに手ごたえを感じているという。
これまでウインブルドンでは3度本戦に出場しながらも、依然として3回戦以上に進出した経験がないメドベージェフ。これについてメディアから問われると、自身でも「(ウインブルドンは)僕にとって成績という点では最悪のグランドスラムだ」と少なからず苦手意識を抱いていることを認めている。
それでも会見の最後には「ウインブルドンで最高のプレーができれば、偉大なプレーヤーたちに対しても危険な存在になれる」と前向きな姿勢を示し、「大物たちを脅かすには、自信をつけて流れに乗るしかないんだ」と意気込みを語った。
なお、現地6月26日に行なわれるマヨルカ選手権の決勝で、メドベージェフは世界60位のサム・クエリー(アメリカ)と対戦する。開幕まで残り数日と迫るウインブルドンへ弾みをつけるためにも、優勝で大会を締めくくりたいところだ。
文●中村光佑
【連続写真】相手の攻撃を無力化するD・メドベージェフの守備的バックハンド
試合直後の記者会見では、6月28日から開幕する「ウインブルドン」(イギリス:ロンドン/グラスコート/グランドスラム)での上位進出へ自信をのぞかせた。
メドベージェフは6月中旬に行なわれたノベンティ・オープンで1回戦敗退を喫し、ウインブルドンに向けて不安なスタートを切ったかに見えた。だが、今大会は初戦となったコレンティン・ムテ(フランス/85位)との2回戦から安定したプレーを見せており、準決勝では苦戦を強いられながらもフルセットの末に決勝へ駒を進めた。
会見でメドベージェフは「芝に慣れるには時間がかかる」と前置きしつつも、「僕のプレースタイルは、たぶん自分が思っているよりもフラットな球を打つから、芝でプレーする方が都合がいい。芝の上では自動的にプレーできるような気がする。2回戦のムテ戦の最初の方は最悪だったけど、その後はいいプレーができるようになったし、自分のレベルが上がっていることを実感していて、自信がついている」とコメント。すでにグラスコートでのパフォーマンスに手ごたえを感じているという。
これまでウインブルドンでは3度本戦に出場しながらも、依然として3回戦以上に進出した経験がないメドベージェフ。これについてメディアから問われると、自身でも「(ウインブルドンは)僕にとって成績という点では最悪のグランドスラムだ」と少なからず苦手意識を抱いていることを認めている。
それでも会見の最後には「ウインブルドンで最高のプレーができれば、偉大なプレーヤーたちに対しても危険な存在になれる」と前向きな姿勢を示し、「大物たちを脅かすには、自信をつけて流れに乗るしかないんだ」と意気込みを語った。
なお、現地6月26日に行なわれるマヨルカ選手権の決勝で、メドベージェフは世界60位のサム・クエリー(アメリカ)と対戦する。開幕まで残り数日と迫るウインブルドンへ弾みをつけるためにも、優勝で大会を締めくくりたいところだ。
文●中村光佑
【連続写真】相手の攻撃を無力化するD・メドベージェフの守備的バックハンド