現地8月8日にATP(男子プロテニス協会)は最新の世界ランキングを発表。22歳のステファノス・チチパス(ギリシャ)がラファエル・ナダル(スペイン)を抜き、自己最高位となる3位に浮上した。
今季のチチパスはここまで41勝11敗と絶好調。4月のモンテカルロ・オープンでは初のマスターズ優勝を成し遂げ、5月のリヨン・オープンも制覇。6月の全仏オープンでも自身初となるグランドスラム決勝進出を果たし、準優勝を収めた。
男子テニスツアーの『ナショナル・バンク・オープン』(8月9日~15日/カナダ:トロント/ハードコート/ATP1000)に第3シードとして出場するチチパスは大会開幕前のメディアデーに出席。
その中で世界3位に浮上したことについて記者から問われると、「僕にとっては大きなモチベーションになるし、今の自分の状態がとても良いことを示している。この数年間、一生懸命努力してきたから、とてもうれしい。ランキングのトップ3に入るのは簡単ではない。僕にとってはかなり特別な節目の記録になる」と素直に喜びを表現した。
一方で、「数年前にトップ10に入った時、次の目標として常にランキング3位以内に入ることを目指していたけど、それを達成したからには、もう少し高い目標を設定しなければならない。僕がプレーをする目的は、テニスを通じて少しずつ自分を磨き、より良い人間になろうとすることだ。それが僕にとって最も重要なことであることは間違いない」ともコメント。現状に満足せず、更なる高みを目指していきたいと考えているようだ。
2018年にはカナダ・マスターズで当時20歳ながらも決勝進出を果たしたチチパス。そんな彼にとってトロントの地は「いい思い出がある」という。インタビューの最後には「テニスをするのに好きな場所のひとつであるトロントに戻ることができて、とてもうれしい。ロケーションは最高で、すべてが数年前とほとんど変わっていない。またここで戦えることもとてもうれしく思う」と語った。
なお、チチパスはシード勢のため1回戦は免除。初戦となる2回戦では世界28位のユーゴ・アンベール(フランス)と対戦する。2度目のマスターズ制覇へ向け、幸先の良いスタートを切りたいところだ。
文●中村光佑
【PHOTO】チチパスが準優勝した全仏オープン2021で活躍した男子選手たちの厳選PHOTO
今季のチチパスはここまで41勝11敗と絶好調。4月のモンテカルロ・オープンでは初のマスターズ優勝を成し遂げ、5月のリヨン・オープンも制覇。6月の全仏オープンでも自身初となるグランドスラム決勝進出を果たし、準優勝を収めた。
男子テニスツアーの『ナショナル・バンク・オープン』(8月9日~15日/カナダ:トロント/ハードコート/ATP1000)に第3シードとして出場するチチパスは大会開幕前のメディアデーに出席。
その中で世界3位に浮上したことについて記者から問われると、「僕にとっては大きなモチベーションになるし、今の自分の状態がとても良いことを示している。この数年間、一生懸命努力してきたから、とてもうれしい。ランキングのトップ3に入るのは簡単ではない。僕にとってはかなり特別な節目の記録になる」と素直に喜びを表現した。
一方で、「数年前にトップ10に入った時、次の目標として常にランキング3位以内に入ることを目指していたけど、それを達成したからには、もう少し高い目標を設定しなければならない。僕がプレーをする目的は、テニスを通じて少しずつ自分を磨き、より良い人間になろうとすることだ。それが僕にとって最も重要なことであることは間違いない」ともコメント。現状に満足せず、更なる高みを目指していきたいと考えているようだ。
2018年にはカナダ・マスターズで当時20歳ながらも決勝進出を果たしたチチパス。そんな彼にとってトロントの地は「いい思い出がある」という。インタビューの最後には「テニスをするのに好きな場所のひとつであるトロントに戻ることができて、とてもうれしい。ロケーションは最高で、すべてが数年前とほとんど変わっていない。またここで戦えることもとてもうれしく思う」と語った。
なお、チチパスはシード勢のため1回戦は免除。初戦となる2回戦では世界28位のユーゴ・アンベール(フランス)と対戦する。2度目のマスターズ制覇へ向け、幸先の良いスタートを切りたいところだ。
文●中村光佑
【PHOTO】チチパスが準優勝した全仏オープン2021で活躍した男子選手たちの厳選PHOTO