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海外テニス

「最悪の事態は過ぎ去った」右ヒザの再手術をしたフェデラーが前向きに現状を報告<SMASH>

中村光佑

2021.09.21

ウインブルドン後にヒザの再手術を受けたフェデラー。(C)Getty Images

ウインブルドン後にヒザの再手術を受けたフェデラー。(C)Getty Images

 右ヒザのケガで戦列を離れている男子テニス世界ランク9位のロジャー・フェデラー(スイス)がスイス公共放送「SRF」のインタビューに応じ、現状を報告した。

 2020年に2度の右ヒザ手術を経て、今年3月のカター ル・オープンで約14か月ぶりにツアー復帰を果たしたフェデラー。だが、グラスコートシーズンでケガが再発したため、今夏の東京オリンピックを欠場。以降の出場を予定していた大会も取りやめ、日本時間8月15日に自身のSNSで「何か月もツアーから離れることになる」と発表した。

 海外テニス専門メディア『UBITENNIS』によると、フェデラーは今年7月のウインブルドン準々決勝で敗退した直後に医師のアドバイスを受け、右ヒザの再手術を施したという。インタビューでは「まだ復帰にはもう少し我慢が必要だ」としつつも、「今はとてもうまくいっているし、リハビリも一歩一歩進んでいる。最悪の事態は過ぎ去ったし、これから起こるすべてのことを楽しみにしているよ」と順調な回復ぶりをアピールした。
 
 さらに、40歳のレジェンドは「怪我をして復帰した時は、毎日が良い日になるんだ。去年もそれを経験しているから、精神的な問題は全くない」と頼もしいコメント。苦境に立たされながらも、前向きに考えることができているようだ。

 そして最後には「一刻も早くフィジカルトレーニングやテニスコートでのトレーニングに戻りたい」と完全復活への意気込みを語ったフェデラー。だが、具体的な復帰時期については明言を避けた。

 キャリアを通して実に1500以上の試合を戦ってきただけに、身体には相当な負担がかかっていたのだろう。まずは時間をかけて治療した上で、まだまだ現役でプレーし続ける姿を見せてもらいたい。

文●中村光佑

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